2007年10月09日

オードリー・ヘップバーン カスタム・デラックス レコード

オードリー・ヘップバーン カスタム・デラックス レコード これは「オードリー・ヘップバーン カスタム・デラックス」というオードリー映画音楽だけを集めたレコードです。
 演奏はミッシェル・クレマン楽団。

 これ、「カタログ・オードリー・ヘプバーン」という写真集で記述があって、そこではオードリー映画音楽集ではこれがハシリ、みたいな書かれ方してましたが、今となっては「マイ・ファッシネイティング・レディー」「ポートレイト・オブ・オードリー・ヘップバーン」の方が遥かに先に出ていることがわかっています。

 で、名前が“カスタム・デラックス”。ジャケットは楕円にくりぬいた表紙から下のオードリーが見えている、というもの。
 この凝った作りから、手に入れる前からもの凄い期待してました!さぞやカラー満載の凄いバブリーなレコードなんだろう!と。

 で、とうとう手に入れましたが、2つ折ジャケットの裏表を入れて、本文12pと合わせて全16p。
 確かにページ数は多いのですが、オール白黒画像で期待度が大きかっただけにちょっとがっかり。

 カラーはジャケットから見えている「マイ・フェア・レディ」のオードリーと、最後の「ティファニーで朝食を」のアパートの階段でホセと一緒にいるオードリーだけ(例のピンクのドレスを着ている)。

 正直千趣会のや中央公論社のほうがデラックスです。

 でも山本恭子さんのオードリーに関しての長い解説もあるし、ページの1/2ずつも使った収録各作品の画像と解説で、最初のガッカリが去ると、やっぱりデラックスかも。作りはオイル・ショック以前70年代初頭のバブリーなもの。
 おそらく出版社と組まないで、レコード会社単独で発売だとこれが限界なのかもしれませんね。

13曲入りで、収録曲は

A1.「ローマの休日」
A2.「ナターシャのワルツ」(戦争と平和)
A3.「本当に素晴らしい」(パリの恋人)
A4.「魅惑のワルツ」(昼下りの情事)
A5.「ラ・ヴィアン・ローズ」(麗しのサブリナ)
A6.「許されざる者」

B1.「ムーン・リバー」(ティファニーで朝食を)
B2.「ティファニーで朝食を」
B3.「シャレード」
B4.「一晩中踊れたら」(マイ・フェア・レディ)
B5.「おしゃれ泥棒」
B6.「いつも2人で」
B7.「暗くなるまで待って」

です。「ティファニーで朝食を」だけダブってますね。

 それとなぜだかこういう企画のものって、「尼僧物語」「緑の館」「噂の二人」「パリで一緒に」ははずされることが多いですね。60年代のにはまだ「パリで一緒に」はありましたが、他は皆無。
 曲はそれぞれいいのに、なんででしょうね。「尼僧物語」がなくって、「許されざる者」があるのがちょっと不思議だったりもします。


タグ :レコード

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