2007年04月08日

「パリで一緒に」64初版本命日比谷スカラ座館名入り/東宝版

 昨日「いつも2人で」「おしゃれ泥棒」の上映情報がありましたので、臨時で情報を追加しています。昨日0:00~4:00にこのブログへいらっしゃった方も、ぜひ下段の情報をご覧になってください!
 「いつも2人で」上映が間近なので、初めて1日に2つ記事をアップしてしまいました(笑)。
本日「いつも2人で」にいらっしゃる方、楽しんできてください!(^-^

「パリで一緒に」64初版本命日比谷スカラ座館名入り/東宝版「パリで一緒に」64初版本命日比谷スカラ座館名入り/東宝版 今回は「パリで一緒に」初公開時の東宝版パンフレットの紹介です。スカラ座の館名が入っているのが本命版です。

 これ、手に入れる前からもの凄い期待していました!72年リバイバルパンフでのフィルム直焼きカラー画像の汚さにはちょっとがっかりしていたので、初版の方はさぞやすごいパンフに違いない!と思ってワクワク!!

 時期的にもその時既に持っていた「シャレード」初公開(63年12月)松竹版「マイ・フェア・レディ」初公開(64年10月)東宝版に挟まれた、1964年5月公開のこの作品!期待しないわけがない!! 

 なので、中学時代にこれを神戸シネマガイドさんで手に入れて中を見たときの僕のガッカリ度の大きかったこと!!!!

 カラー写真がない!サイズが小さい!ページ数少ない!紙が悪い!

 当時の典型的な東宝版の作り方なんですけど、買ったときははそんなこと全然知りませんでしたしね。前後の作品のパンフがすんごい豪華に作ってるのに、なんで「パリで一緒に」はこんなに貧相なん??やっぱ作品の出来がいまいちで、ヒットしそうもないから??って悲しくなりました。

 今は別に配給会社が期待してなかったわけではないのがわかるんですがねー…。でも「ローマの休日」の1954年では豪華、「ティファニーで朝食を」の1961年当時はまあまあ。でも1964年にこの旧態依然はないんちゃうか~?ってパンフ。
 この古色蒼然な作りの東宝パンフはオードリー映画以外ではもうしばらく続いたようです。

 オードリーパンフではさすがにもう古臭すぎて時代に合わないと思われたのか、このあとの「おしゃれ泥棒」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」ではさすがにこんなしょぼしょぼパンフはありません。

 解説はこのパンフでしか読めないのが2つもあって、「パリで一緒に」初公開パンフの中ではとてもいいんです。いいんですけど、画像はありふれたものばかりだし、「シャレード」と「マイ・フェア・レディ」パンフと見比べるとどうしてもかなり見劣りするのはいかんともしがたい…。

「パリで一緒に」64初版本命日比谷スカラ座館名入り/東宝版「パリで一緒に」64初版本命日比谷スカラ座館名入り/東宝版 「シャレード」と「マイ・フェア・レディ」という巨人に挟まれた乙女のようなパンフレット…ってベートーヴェンの交響曲第四番みたいなこと言ってる場合じゃなく、本当に見た目を期待したらダメ。

 もうホント、今後リバイバルがあって「パリで一緒に」と「いつも2人で」のパンフを作るなら、僕に任せて!って言いたくなります。どちらもあまりにパンフの出来が悪いので。

 なお、館名のないものには裏表紙違いがあります。ハイシーとアリナミンです。

レア度:★

なお、明日からこのブログに来ていただいた方の、検索キーワードで多かった作品ベスト10を第10位から紹介!みなさんベスト10を予想してみてくださいです!(^^





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