2012年08月10日
「おしゃれ泥棒」1966年初公開時立看ポスター
9月の“午前十時の映画祭” 「シャレード」「麗しのサブリナ」:シネプレックス小倉、松江SATY東宝 島根、鯖江アレックスシネマ 福井です。
これは1966年初公開時の「おしゃれ泥棒」の立看ポスターです。
でも、B2ポスターでもそうだったように、おそらく71年のリバイバルでも同じ物が使われたんだと思います。よく出回ってますもんね。
66年からたった5年でのリバイバル。それだけこの作品が人気があった証拠ですよね!
1966年公開の外国映画でも興行成績(配給収入)第6位の大ヒットでしたし、オードリー映画としても1967年4月くらいのデータで「マイ・フェア・レディ」「ローマの休日」「戦争と平和」「シャレード」に次いでの成績でした。
20世紀フォックスさんの逸話が載ってましたが、「おしゃれ泥棒」初公開時の66年当時は、オードリーの人気の頂点を極めた「マイ・フェア・レディ」も上映が終わり、ジュリー・アンドリュースの「サウンド・オブ・ミュージック」が一世を風靡していた時代。
“もうオードリーの時代は終わったのに…。”などと外野で言われたそうです。
でもなんと言われようとも、キャッチコピーは“パリです!オードリーです!世界の恋人です!100万ドルをシックに盗みます!”でオードリーを全面に押し出して売りまくったそう。
同時期にヒッチコック監督&ジュリー・アンドリュース主演の「引き裂かれたカーテン」も来たので、ウィリアム・ワイラー監督&オードリー・ヘプバーン主演の「おしゃれ泥棒」と色々当時は雑誌でも比較されたようです。
結果的には「おしゃれ泥棒」のオードリー圧勝。作品もオードリーもファンには今に続くまで高く評価されており、オードリー映画でも題名の有名な作品の1つになってますよね。邦題の付け方もずば抜けてうまいし。
スクリーンのファン投票では、67年にオードリー映画では最高位の2位を取ってますね。
僕もオードリー作品の中でも大好きな1本です!なんか一定のサイクルで見たくなるんですよー。
そしてオードリーを知らない人に見てもらう、まず最初の作品に決めているのがこの「おしゃれ泥棒」!
女性だと、まず間違いなく“おもしろかった!オードリーかわいいっ!!”ってなりますよね。男性でも、スリルもあって笑いもある内容は気に入ってもらえるんですよねー。そうすればシメたもの。
「おしゃれ泥棒」から入れば、どの時代のオードリーも年を感じずに、違和感なく見ることが出来るようになります。そしてどの時代のオードリーも気に入ってもらえるんですよ~!(^^
そういう、オードリー入門編的な役割も僕の中では果たしてくれてるんですよね。「おしゃれ泥棒」さまさま(笑)。
こないだも、“オードリーの映画が見たい!”っていうオードリー初心者の20代女性3人に、最初は「おしゃれ泥棒」から見せて、大好評!
この作品のオードリーを評して、なんとなく気が抜けたよう…と言う人もいるんですけど、「マイ・フェア・レディ」で全力投球だったのに、ひどいバッシングを受けたオードリーには、これくらいのユルイ感じの気分転換が、その後も女優を続けるには必要だったのだと思ってます。
撮影時のエピソードでも、「マイ・フェア・レディ」ではピリピリしてたのに、「おしゃれ泥棒」ではウィリアム・ワイラー監督が呆れるくらい、共演のピーター・オトゥールと笑い転げてたそうですし。
きっとオードリー的には「おしゃれ泥棒」撮影は楽しい思い出ばかりだったでしょうねー。
ここでリフレッシュできたからこそ、続く「いつも2人で」と「暗くなるまで待って」という女優魂の頂点のような傑作2本であれだけの演技が出来たんじゃないかなーと勝手に解釈しています。
それと、最近またこの「おしゃれ泥棒」の画像が表紙やポスターになることが多いですよね!
2000年前後から、アイメイクが濃くなってきたので、「おしゃれ泥棒」の画像が時代とまたマッチしてるんでしょうね。
2004年のオードリー展のポスター、写真集「the audrey hepburn treasures」、そして今年秋に発売予定の「Audrey The 60s」もそうですね。
「おしゃれ泥棒」のビジュアルが大好きな僕としてはめっちゃ嬉しい!
でも、同じような髪型・メイクの「いつも2人で」もたまには使ってほしいなぁ…。(^^;;;
さて、この立看はB2ポスターと同時に使うこともあるためか、強烈な印象を残す鉄兜オードリーは使ってないですね。
でもオードリーを大々的に押し出しているのは変わらないですよね。相手役は「アラビアのロレンス」でこれまた当時大人気のピーター・オトゥールだったのに!です。
いかにオードリーに興行価値があったかということですよね。日本では連続してマネー・メイキングスターのトップを独走していたことが、「暗くなるまで待って」のパンフでも書かれていましたし。
それも、オードリーの作品はハズレがない!という絶対の信頼がファンにも批評家にも興行関係者にもあったからこそですよね。
当時の人気女優が一瞬オードリーに迫ったとしても、数年で消えてしまうのは、やっぱり続く作品に良い物が無いからなんでしょうね。
改めてオードリーの偉大さにビックリします。
お気に入り度:★★★★(「おしゃれ泥棒」物って好きなので)
これは1966年初公開時の「おしゃれ泥棒」の立看ポスターです。
でも、B2ポスターでもそうだったように、おそらく71年のリバイバルでも同じ物が使われたんだと思います。よく出回ってますもんね。
66年からたった5年でのリバイバル。それだけこの作品が人気があった証拠ですよね!
1966年公開の外国映画でも興行成績(配給収入)第6位の大ヒットでしたし、オードリー映画としても1967年4月くらいのデータで「マイ・フェア・レディ」「ローマの休日」「戦争と平和」「シャレード」に次いでの成績でした。
20世紀フォックスさんの逸話が載ってましたが、「おしゃれ泥棒」初公開時の66年当時は、オードリーの人気の頂点を極めた「マイ・フェア・レディ」も上映が終わり、ジュリー・アンドリュースの「サウンド・オブ・ミュージック」が一世を風靡していた時代。
“もうオードリーの時代は終わったのに…。”などと外野で言われたそうです。
でもなんと言われようとも、キャッチコピーは“パリです!オードリーです!世界の恋人です!100万ドルをシックに盗みます!”でオードリーを全面に押し出して売りまくったそう。
同時期にヒッチコック監督&ジュリー・アンドリュース主演の「引き裂かれたカーテン」も来たので、ウィリアム・ワイラー監督&オードリー・ヘプバーン主演の「おしゃれ泥棒」と色々当時は雑誌でも比較されたようです。
結果的には「おしゃれ泥棒」のオードリー圧勝。作品もオードリーもファンには今に続くまで高く評価されており、オードリー映画でも題名の有名な作品の1つになってますよね。邦題の付け方もずば抜けてうまいし。
スクリーンのファン投票では、67年にオードリー映画では最高位の2位を取ってますね。
僕もオードリー作品の中でも大好きな1本です!なんか一定のサイクルで見たくなるんですよー。
そしてオードリーを知らない人に見てもらう、まず最初の作品に決めているのがこの「おしゃれ泥棒」!
女性だと、まず間違いなく“おもしろかった!オードリーかわいいっ!!”ってなりますよね。男性でも、スリルもあって笑いもある内容は気に入ってもらえるんですよねー。そうすればシメたもの。
「おしゃれ泥棒」から入れば、どの時代のオードリーも年を感じずに、違和感なく見ることが出来るようになります。そしてどの時代のオードリーも気に入ってもらえるんですよ~!(^^
そういう、オードリー入門編的な役割も僕の中では果たしてくれてるんですよね。「おしゃれ泥棒」さまさま(笑)。
こないだも、“オードリーの映画が見たい!”っていうオードリー初心者の20代女性3人に、最初は「おしゃれ泥棒」から見せて、大好評!
この作品のオードリーを評して、なんとなく気が抜けたよう…と言う人もいるんですけど、「マイ・フェア・レディ」で全力投球だったのに、ひどいバッシングを受けたオードリーには、これくらいのユルイ感じの気分転換が、その後も女優を続けるには必要だったのだと思ってます。
撮影時のエピソードでも、「マイ・フェア・レディ」ではピリピリしてたのに、「おしゃれ泥棒」ではウィリアム・ワイラー監督が呆れるくらい、共演のピーター・オトゥールと笑い転げてたそうですし。
きっとオードリー的には「おしゃれ泥棒」撮影は楽しい思い出ばかりだったでしょうねー。
ここでリフレッシュできたからこそ、続く「いつも2人で」と「暗くなるまで待って」という女優魂の頂点のような傑作2本であれだけの演技が出来たんじゃないかなーと勝手に解釈しています。
それと、最近またこの「おしゃれ泥棒」の画像が表紙やポスターになることが多いですよね!
2000年前後から、アイメイクが濃くなってきたので、「おしゃれ泥棒」の画像が時代とまたマッチしてるんでしょうね。
2004年のオードリー展のポスター、写真集「the audrey hepburn treasures」、そして今年秋に発売予定の「Audrey The 60s」もそうですね。
「おしゃれ泥棒」のビジュアルが大好きな僕としてはめっちゃ嬉しい!
でも、同じような髪型・メイクの「いつも2人で」もたまには使ってほしいなぁ…。(^^;;;
さて、この立看はB2ポスターと同時に使うこともあるためか、強烈な印象を残す鉄兜オードリーは使ってないですね。
でもオードリーを大々的に押し出しているのは変わらないですよね。相手役は「アラビアのロレンス」でこれまた当時大人気のピーター・オトゥールだったのに!です。
いかにオードリーに興行価値があったかということですよね。日本では連続してマネー・メイキングスターのトップを独走していたことが、「暗くなるまで待って」のパンフでも書かれていましたし。
それも、オードリーの作品はハズレがない!という絶対の信頼がファンにも批評家にも興行関係者にもあったからこそですよね。
当時の人気女優が一瞬オードリーに迫ったとしても、数年で消えてしまうのは、やっぱり続く作品に良い物が無いからなんでしょうね。
改めてオードリーの偉大さにビックリします。
お気に入り度:★★★★(「おしゃれ泥棒」物って好きなので)
Posted by みつお at 09:00│Comments(4)
│おしゃれ泥棒
この記事へのコメント
「おしゃれ泥棒」大好きです!
初めてオードリー作品を見る方には、確かに喜んで頂けますよね。
これからは、この作品をおすすめするように致します(^O^)
ピーター・オトゥールもとても良くて、女性でしたらピーター・オトゥールに魅了されてしまいそうです。
うっとりするオードリーのシーンに共感する女性もきっと多数いらっしゃることとと思います。
ところで、この立看ポスター、とてもいいです!
部屋に飾りたいけど、我慢します(^O^)
初めてオードリー作品を見る方には、確かに喜んで頂けますよね。
これからは、この作品をおすすめするように致します(^O^)
ピーター・オトゥールもとても良くて、女性でしたらピーター・オトゥールに魅了されてしまいそうです。
うっとりするオードリーのシーンに共感する女性もきっと多数いらっしゃることとと思います。
ところで、この立看ポスター、とてもいいです!
部屋に飾りたいけど、我慢します(^O^)
Posted by 寝ても覚めても。 at 2012年08月13日 00:29
寝ても覚めても。さん、こんにちは!(^-^
ネットを見ても、どうも「ローマの休日」からだとそればっかり印象に残ってしまい、
全部のオードリーを好きになってもらいたい僕からすると、
ちょっと違う方向に行ってしまうみたいで…。(^^;;;
なので、「おしゃれ泥棒」→「シャレード」の順で見てもらってます。
「昼下りの情事」とか「ローマの休日」とかの、最後が感動もののは
ちょっと後回しですかね。(^^;
あと、ロマンティック・コメディが早めになりますよね。
でも「暗くなるまで待って」だけは早めにしてます(3番目くらい)。
代表作「マイ・フェア・レディ」は早めにしたいのに、翻訳がちょっと…。
最近の「マイ・フェア・レディ」のネットでの人気の低さは、
全部訳されてない、訛りもうまくできてないビデオ・DVDの字幕に問題があると思ってます。
ピーター・オトゥールも確かにカッコイイですよね!
「おしゃれ泥棒」での黒髪の印象が強くて、
他作品で金髪なのを見ると、かなり違和感があるんですが(笑)。
立看って、部数が少ないし、メインのポスターではないので
デザインが見慣れないものだから新鮮ですよね。(^-^
僕も持ってないんですが、「シャレード」の68年リバイバルとか、
「パリで一緒に」72年リバイバルとか、「パリの恋人」66年リバイバルとか
欲しいのが多いです。
ビンボーなので今は買えないんですけどね。 ┐( ̄∇ ̄;)┌
ネットを見ても、どうも「ローマの休日」からだとそればっかり印象に残ってしまい、
全部のオードリーを好きになってもらいたい僕からすると、
ちょっと違う方向に行ってしまうみたいで…。(^^;;;
なので、「おしゃれ泥棒」→「シャレード」の順で見てもらってます。
「昼下りの情事」とか「ローマの休日」とかの、最後が感動もののは
ちょっと後回しですかね。(^^;
あと、ロマンティック・コメディが早めになりますよね。
でも「暗くなるまで待って」だけは早めにしてます(3番目くらい)。
代表作「マイ・フェア・レディ」は早めにしたいのに、翻訳がちょっと…。
最近の「マイ・フェア・レディ」のネットでの人気の低さは、
全部訳されてない、訛りもうまくできてないビデオ・DVDの字幕に問題があると思ってます。
ピーター・オトゥールも確かにカッコイイですよね!
「おしゃれ泥棒」での黒髪の印象が強くて、
他作品で金髪なのを見ると、かなり違和感があるんですが(笑)。
立看って、部数が少ないし、メインのポスターではないので
デザインが見慣れないものだから新鮮ですよね。(^-^
僕も持ってないんですが、「シャレード」の68年リバイバルとか、
「パリで一緒に」72年リバイバルとか、「パリの恋人」66年リバイバルとか
欲しいのが多いです。
ビンボーなので今は買えないんですけどね。 ┐( ̄∇ ̄;)┌
Posted by みつお at 2012年08月13日 12:10
はじめまして!記事の内容と関係ないコメントですみません。
オードリーの写真集が欲しくなり、色々検索していたらこちらに辿りつきました(^^)
予想以上に沢山の写真集が出ており、どれを買おうか迷っていたのですがみつおさんが色んな観点から写真集の感想を書いてらっしゃるのでとても参考になりました!
amazonの欲しいものリストがかなり増えました。(笑)
学生なのであまり高い本は買えませんが、中古で自分に合いそうなものを購入しようと思います。
ありがとございます^^
ちなみにわたしは兵庫在住で、神戸の大学に通っているので少し近しいですね。
またご縁がございましたらよろしくお願いします。
オードリーの写真集が欲しくなり、色々検索していたらこちらに辿りつきました(^^)
予想以上に沢山の写真集が出ており、どれを買おうか迷っていたのですがみつおさんが色んな観点から写真集の感想を書いてらっしゃるのでとても参考になりました!
amazonの欲しいものリストがかなり増えました。(笑)
学生なのであまり高い本は買えませんが、中古で自分に合いそうなものを購入しようと思います。
ありがとございます^^
ちなみにわたしは兵庫在住で、神戸の大学に通っているので少し近しいですね。
またご縁がございましたらよろしくお願いします。
Posted by ちかこ at 2012年08月19日 19:12
ちかこさん、初めまして!(^-^
オードリーの写真集、本当にいっぱいありますもんね。
いい写真集は本当にいいんですけど、ダメなのもいっぱいありますので、
買う時にこのブログが参考になれば嬉しいです!
特集号のカテゴリーに入れてますけど、
「映画の友 オードリィ・ヘップバーン全集」もチャンスがあれば、
手に入れてみてください。読む・見る共に充実した特集号ですよ。
ちかこさんも神戸ですか!
しかもブログにお邪魔したら、個展もやってらっしゃるんですね!
デザイン系のことができるっていうのは、
すっごい羨ましいです!
また、オードリーの写真集を手に入れて、ご覧になったら、
感想を書き込んでください。(^-^
(古い記事にコメントを書き込んでも、大丈夫ですよ~)
オードリーの写真集、本当にいっぱいありますもんね。
いい写真集は本当にいいんですけど、ダメなのもいっぱいありますので、
買う時にこのブログが参考になれば嬉しいです!
特集号のカテゴリーに入れてますけど、
「映画の友 オードリィ・ヘップバーン全集」もチャンスがあれば、
手に入れてみてください。読む・見る共に充実した特集号ですよ。
ちかこさんも神戸ですか!
しかもブログにお邪魔したら、個展もやってらっしゃるんですね!
デザイン系のことができるっていうのは、
すっごい羨ましいです!
また、オードリーの写真集を手に入れて、ご覧になったら、
感想を書き込んでください。(^-^
(古い記事にコメントを書き込んでも、大丈夫ですよ~)
Posted by みつお at 2012年08月20日 16:32