2023年12月27日

「華麗なる相続人」2枚組エクスパンデッド・リマスター盤サントラCD、届きました!

 なんと!「華麗なる相続人」の新しい2枚組オリジナル・サウンドトラックCDですが、クリスマスに早くも届きました!

 ポストに入っていたので、なんじゃい?と思って開封すると「華麗なる相続人」のサントラCDが入っていました!
 “エッ!?もう届いたん!?”とビックリ。1月発売やと思ってたのに。
 これはオードリーからのクリスマスプレゼントだったわけですね。

 早速聴いてみました。
 Disc1が26曲60:12、Disc2が28曲64:39で、合計54曲124分51秒もの大作になっています。

 ディスク1は作曲のエンニオ・モリコーネが作ったそのままのオリジナル・サウンドスコア21曲、それと映画内のバックで流れるミュージック・ソース5曲となっています。

 1曲めの壮大な「メインタイトル - 愛のテーマ」で2分32秒と、これまでの1分50秒を40秒以上も上回るタイム。
 映画のメインタイトルで使用された部分の後にも、エンドタイトルのような部分が続いていました。

 2曲めの「山での殺人」では、逆にメインタイトルで使われていた山から落ちるような音の前に聞いたことの無い部分がありました。
 こちらも今までの1分47秒と比べて、3分18秒。最初の1分30秒が新しい部分になっています。

 3曲目は「愛のテーマ」のアレンジ、「別荘への到着」。でも、この曲の冒頭は実はオードリー扮するエリザベスの初登場シーンで使われていますね。

 4曲めの「薬のパレード」は映画で使用されていないオリジナルバージョンで、タイムも同じなんですが、ここでは“Pills On Parade (Factory Fantasy)”とされています。

 5曲めからは「過去の回想」3連発!「過去の回想1」「過去の回想2」「過去の回想3」となっています。

 「過去の回想」は「愛のテーマ」のバリエーションで、「華麗なる相続人」の曲の中でも白眉の聞き所なんですが、これが3つも!
 でも聴くとわかるのですが、3曲全く同じというわけではありません。アレンジや声の入れ方が違ったり。

 今回のCDで分かったのですが、僕は「過去の回想」をそういう曲名の1曲なんだと思っていましたが、エンニオ・モリコーネの作り方としては捉え方が違うことがわかりました。

 これは作曲する側としては、“過去の回想”をしているシーンで使われる曲、ということなんですね。

 だから映画では最初にオードリー扮するエリザベスが父親サムの過去のアルバムを開くシーンで最初に静かに使われている短い部分、ポーランドのゲットーを入る時の曲に声が入り始める部分、ゲットー内で本格的に思い出す部分、恋人のお父さんが血清によって回復する部分と、音楽が使われている部分は全て「過去の回想」というわけです。

 それだからここで3曲あるというわけですね。ちなみに今まででお馴染みの「過去の回想」の曲は「過去の回想2」に当たります。

 それについ「華麗なる相続人」のDVDを引っ張り出して見てしまいましたが、この部分、本当に音楽に助けられていると感じます。サムがどのように薬屋になるきっかけを作ったのか、というのを描いているのですが、この音楽のおかげて退屈せずに見ていられるのですよね。

 でも、ここ本当は原作ではエリザベスの祖父のお話で、その祖父が医者になるきっかけを描いていて、実際に薬屋をやり始めるのはその子供達なのですが、映画ではオードリーの年齢に合わせて祖父から父の話に1世代飛ばしているので、医者になったのか、それともすぐに薬屋になったのかがはっきりしません。

 映画でのサムは64才で死んだということなので、じゃあオードリーのエリザベスの設定は何才なんでしょうね?確か年齢不詳にされていましたが。
 撮影は78年〜79年でしたから実際のオードリーは49才なんですが、やはりシドニー・シェルダンがソフトカバーで書き直した35才なんですかね。

 映画ではエリザベスの上に死んだ兄がいたと語っているので、やはりそれくらいが妥当なんでしょうね。

 でもこの映画のオードリーはメイクが悪くてかなり薹が立っているので、35才はムリがあるような…。

 ディスク2も含めて、「過去の回想」は全部で7つのバージョンを聞くことができます。
 ちなみに美しく印象的な女声はエッダ・デル・オルソ(エッダ・デロッソとも表記)という人だそうで、この人はモリコーネの作品ではよく組んでいたようです。

 「過去の回想」だけではなく、「Lights Out」や「Bloodline Murder」も全部で4パターンあります。

 10曲めには「Extortion(恐喝)」という、今まで無かった題名の曲もありますが、これは今までの「Corporate Maneuvers」や「Horrible Discovery」といった曲の別バージョン。ティンパニが目立ってるのが目新しいです。

 前回全曲盤CDが出たときにこちらでは僕が書きましたけど、ネットでは世界で他の誰も指摘していなかった“「An Almost Perfect Indiscretion」がレコードではロングバージョンだったのに、CDでは短くなってる!”っていうのは、今回、ディスク2のこれまでの全曲盤CDのリマスターの方で短いバージョン、ディスク1の13曲めにレコードと同じロングバージョンが「An Almost Perfect Indiscretion (Extended Version)」として収録されました。

 これで1980年に出たサントラ・レコードの全曲が43年かかってやっとCDに収録されたことになります!

 16曲めには「Love Theme From Bloodline 1」という、「愛のテーマ」のまた聞いたことのない別アレンジがあって、ディスク2で声も入ったさらに別のアレンジの「Love Theme From Bloodline 2」とともに、またまた嬉しい愛のテーマの変奏版。

 ディスク1に入っている「Resolution / End Credits」は同じ題名で今までのレコード・CDにもありましたが、「Resolution」の部分が違う!
 今までのはおどろおどろしい音楽から始まって、愛のテーマに替わるものでしたが、ここで聴けるものは「山での殺人」の叩きつけるような音楽から始まって、愛のテーマに変わるという、メインタイトルの逆バージョンになっています。

 そして22曲めから始まるミュージック・ソースですが、22曲めの「Gambling Casino」では、今回映画で確かめると、確かにビビアンがカジノをしている時の後ろで小さく鳴ってました!
 「華麗なる相続人」は同じ曲の変奏が多い印象なのですが、他の曲と全く違う旋律のミュージック・ソースの音楽たちが今まで入ってなかったのがもったいない!と思いました。

 他にも23曲め「Bedroom Muzak」25曲め「Bloodline Muzak」も他にない、全く新たな音楽でした。

 ちなみに、レコードの時代から収録されてましたけど、「Bobsled」って、どこで使用されているのか全然わからなかったのですけど、それはずっと僕の探し方が悪いんだと思っていましたが、今回のだか前回のCDだかで、実は完成版の映画では使用されてなかったことがわかりました!
 本来「Bobsled」は「薬のパレード」と共に、工場の薬のシーン用に用意されていたそうです。

 26曲めの「マキシムでのディナー」は今までもありましたが、これは使用されなかった別バージョン。
 後ろで鳴っているリズムが今までの倍速の早さで取られています。これはこれで面白いです。

 ディスク2は1曲めから19曲めまでは今までの全曲版CDのリマスター。
 と言っても、今までのも充分綺麗だったのですが、今回のは音量はやや抑え気味。
 でもそのおかげで、音が割れたりってことは無くなっています。

 こちらの20曲めからは「過去の回想」「Bloodline Murder」などの使用しなかった別バージョンなどがありますが、注目すべきはラストの「メインタイトルと山での殺人(フィルム・バージョン)」。

 「華麗なる相続人」をご覧になった方ならご存知のように、映画ではまず「愛のテーマ」が流れたあと、「Bloodline」とタイトルが出るときに「山での殺人」の音楽に切り替わりますが、そのタイトルの出る前に“溜め”の無音部分があります。

 「愛のテーマ」と「山での殺人」が1曲になっていたレコードではこれが溜め部分が無く、すぐに「山での殺人」に入っていたのですが、このラストの曲では、その溜めの無音部分もある、まさにフィルム・バージョンで収録されています。

 さて、今回のCDケースの裏側はレアなオードリーのポートレートになってますし、ライナーノートも写真集的なものを期待したのですが…。
 オードリーに関しては、今までもよくある画像ばかりでした。残念!

 ただ「華麗なる相続人」って実はオールスター・キャストじゃないですか。
 なので今回のは他のスターの出演者の画像が掲載されてて、それが珍しくて新鮮でした!

 ライナーノートの裏表紙はイラストだし、ケースの裏側のオードリーは裏焼きだし、オードリーに関してはほんとダメダメ。
 この衣装を映画で見ていれば、こんな間違いするはずもないのに!足のシースルースリットはオードリーの左側ですよ!

 だいたい、オードリーを熟知したジバンシィが、衆目を集める目立つ方をオードリーが注目してほしくない右側に作るはずがなかろう!と思います。

 この衣装、左胸もシースルーで、花で隠しているようなデザイン。下半身もこうしてシースルーなのですが、もちろんオードリーは下に肌色の下着をつけているものと思われます。
 最近の女優さんだと、胸とかおへそとかがほぼ見えててもそのままで着てらっしゃるようですけどね。

 あと、「華麗なる相続人」がレーザーディスクで出た時にジャケットで使われたのはこのメインの画像ではなく、赤いリボンの別の女性の写真だったのですが、この2枚組CDではケースの裏写真の裏側に収められています。
 おー!久々に見たよ、この画像!全然使われないのはなんでかいなと思っていましたが、やっと日の目を見ましたね。

 今回のCDのレーベル面は文字だけで、ディスク1が赤地、ディスク2が黒地になってて、あんまり面白くないのがもったいない!
 ここもパラマウントさんと組んでるんだから、写真を使ってもっと凝って欲しかったですね。

 それと、今は翻訳ソフトがあるので、ある程度内容がわかるようになっているのも嬉しいところ。
 発売元のカルテットレコードさんのサイトでは「ハリウッド映画における彼の最高の作品のひとつを提供しています。」と書いています。

 また、音源はパラマントが持っていることも書かれていますね。「華麗なる相続人」は僕はパラマウントは配給だけで、素材は製作会社であるゲリアが持っているのかと思っていましたが、パラマウントが新品同様に16トラックのマスターを持っているそうです。

 でもさすが映画会社のパラマウントですね。音源などの素材をきっちり残してらっしゃる。

 「マイ・フェア・レディ」が1971年にワーナーからCBSに権利が移って、素材(オードリーの完成版の歌のマスターを含む)もCBSに移したら、その重要性がわからず、全部捨ててしまったテレビ会社のCBSとはワケが違います。

 さらに今回のライナーノートでは、ディスク1の並び順はモリコーネが映画に合わせて組み立てた順に並んでいるということが書かれています。
 これを読むと、完成版の映画が、いかに編集でカットされたかがわかりますね。

 アメリカのABCテレビで放送されたロングバージョンのことも書かれていましたが、その後見れないのが残念ですね。日本ではまだ一度も放映も商品化もされていないし。

 同じ経緯を辿って、ABCテレビの放映時に劇場公開版ではカットされていたシーンが追加されて143分となった同じ1979年の「スター・トレック」映画版は、レーザーディスクやビデオ化されて日本でも見ることができましたが(「スター・トレック」には劇場公開版・ABCテレビ版・ディレクターズカット版がありますが、脇役が活躍するABC版が僕は1番好き!)、「華麗なる相続人」はついに市販されませんでしたね。放映当時に録画した人だけが見れるんですよね。うーん、見てみたい!

 それと、今回音楽と照らし合わせるためにDVDを掛けたのですが、やっぱりつい見入ってしまいました。
 やっぱりなんと言われようと、僕は「華麗なる相続人」も好きなんだなーと思いました。そりゃオードリー主演ですもんね。

 発売元、QUARTET RECORDSさんの公式サイト→こちら
 ARK SQUAREさんのサイト→こちら
 タワーレコードさん→こちら
 
オススメ度:★★★★★(はい、満点。こんなに色々聞かせてくれたことに感謝!です。「華麗なる相続人」の完全版サントラ。)
  


Posted by みつお at 19:00Comments(3)サントラCD華麗なる相続人

2023年12月15日

「華麗なる相続人」2枚組エクスパンデッド・リマスター盤CD、2024年1月発売予定!

 新情報です!
 来年の2024年1月に、「華麗なる相続人」の新しい2枚組CDが発売されることがわかりました!

 これまで「華麗なる相続人」のサントラは、レコード抜粋版CD全曲盤CDと紹介してきましたが、今回発売されるのはなんと2枚組!!

 作曲はもちろん巨匠エンニオ・モリコーネ!

 映画自体の出来はあんまり褒められたものではなかった「華麗なる相続人」ですけど、音楽は最高!
 オードリー全作品の音楽の中でも、5本指に入るくらいの傑作!だと思っています。

 前回、全曲盤サントラCDが出た時に、もうこれで「華麗なる相続人」のサントラは終わりだろうと思っていたのですが…。

 日本のサントラ販売の雄、ARK SQUAREさんのサイトでは興味深いことが書かれています。
 “ 残念なことに、この映画は最終カットでいくつかの変更を受け、いくつかのキューが元の場所から移動し、いくつかの重要な箇所が省略された。”

 そうなんですか!それは知らなかった!!
 というわけで、今回はモリコーネ自身によるオリジナルスコアや、パーティーなどのシーンの音楽、別バージョンやボーナス曲まで入っているそう!

 しかも16ページにも及ぶブックレットが付くそうで、これは「華麗なる相続人」写真集的な画像も期待できますね!

 こういう特別なCDは、ダウンロードでは出ないので、このCDを手に入れる必要があります。
 まだまだCDプレーヤーが必要な所以ですね。

 注文はもう始まっています。全世界で限定1500枚です!
 こういうのはすぐに売り切れて、プレミア価格になってしまうので、欲しい方はお早めに!

 また手に入ったらレビューしますね!

 発売元、QUARTET RECORDSさんの公式サイト→こちら
 ARK SQUAREさんのサイト→こちら
 タワーレコードさん→こちら




(画像はブログに無料で埋め込めるゲッティ・イメージズさんのをお借りしました。ありがとうございます。)  


2021年08月07日

「オールウェイズ」オリジナル・サウンドトラックCDリミテッド・エディション

 “日本の雑誌”というカテゴリーの記事の数が100を超えてしまったので、以前から考えていましたが、“スクリーン” “映画の友” “ロードショー” “その他日本の雑誌”とカテゴリーを4つに分けました。

 オードリーの最後の映画「オールウェイズ」の新しいサントラCDが発売されました。
 今回のCDは全世界で3500枚だけのリミテッド・エディション。

 届いたCDをMacに読ませたら、“Always -Expanded”って出ましたが、発売元のLa-La Land Recordsのサイトに行くと“ALWAYS: LIMITED EDITION”と書いてあったので、そちらで紹介します。

 今回のCDは色々と「オールウェイズ」で使われてた挿入歌は全部カットして、全部ジョン・ウィリアムズ作曲のオリジナル・スコアだけで構成したということ。
 なので、主題歌のように使われていた「煙が目にしみる」も一切入ってないです。最後に入っている別バージョンで、モチーフ的にアレンジしたものが2曲ほど聴けるだけ。

 さて、この「オールウェイズ」の音楽って、作曲はジョン・ウィリアムズなのに全然目立たない。「ジョーズ」、「スター・ウォーズ」シリーズ、「E.T.」、インディ・ジョーンズシリーズといった代表作、あるいは初期の「おしゃれ泥棒」とかと比べてもかなり地味。

 “Follow Me”って誘導車が暴走する時の曲だけは自己主張するんですが、それ以外はさっぱり。
 音楽が主張しないという点で、まるでジョルジュ・オーリック作曲の「ローマの休日」のよう…。

 なので、今までのサントラもあまりにとっかかりが無くてほとんど聴かなかったんですが、今回このCDが出た機会にじっくり聞き直してみたら、意外と良いんです、これが!
 ジョン・ウィリアムズが作ったこの映画のテーマのような曲があるんですが、それがいい!ちょっとシベリウスの交響曲第5番の3楽章を彷彿とさせるような、それをちょっとメランコリックにしたようなメロディアスなテーマで、これがいろんな曲で使われています。

 特に、なんで今まで入ってなかったんやろって思ったのがエンドクレジット。やっぱりメインタイトルとエンド・クレジットってその映画でも最も重要な曲っていうイメージがあるので、今回初めて入って聴いてみたらやっぱり良くて、テーマも使われていました。

 「オールウェイズ」って、メインタイトルっぽいのが無いまま映画が始まるので、やっぱり締めにエンド・クレジットは欲しいよねーって思いました。
 今回のCDで、ちょっと音楽を見直しました。

 でも今回79分45秒というCDのほぼ限界まで入れているにもかかわらず、これと今まで出ていたサントラCDを合わせてもまだ完全じゃないんですね。
 テッドが来るというので、ホリー・ハンター演じるドリンダが料理を作ったフリをして出来合いの料理を並べたりするシーン、やはり軽快な歌が流れているのですが、それも未収録。

 他にも色々まだ落ちてる曲があるかもしれませんし、「オールウェイズ」を完全版にしようとすると、CD2枚組にする必要があるでしょうね。

 オール・カラーのコート紙で24pもある分厚いライナーノートが付いており、それと裏ジャケットでオードリーの写真を5点見ることができます。

 オススメ度は今までのが星無しだったんですが、今回は増やしてます。
 でも同じジョン・ウィリアムズ作曲の「おしゃれ泥棒」など、オードリー作品にはあまりにも素晴らしい映画音楽が多すぎるので、あまり多く星はあげられませんでした。申し訳ないです。オードリー最後の作品だけあって録音も新しく、音質はいいです。

 こういう限定版は5年くらいでなくなって、その後は価格が暴騰するので、欲しい方はお早めに入手をお勧めします。

オススメ度:★★(じっくり聴きこむ人向き。) 


タワーレコード オンライン|セブン-イレブン受け取りで送料無料


  


Posted by みつお at 21:00Comments(4)サントラCDオールウェイズ

2021年07月02日

「オールウェイズ」EXPANDED盤サントラCDがもうすぐ発売!

 もうすぐオードリー最後の映画、「オールウェイズ」の新しいサントラ盤が発売されます。

 今回のは主題歌として使われていた「煙が目にしみる」の歌は2種類とも入っていなくて、すべてジョン・ウィリアムズの作曲になる楽曲ばかりが今まで未収録だった曲や別バージョンのものも含んで収録されています。

 収録時間は79分45秒と、ほぼCDの限界まで入っています。

 限定枚数はジョン・ウィリアムズだから売れると踏まれたのか、全世界で3500枚のプレス。
 最近のサントラCDは1000枚限定ってのが多かったので、3.5倍ってのがジョン・ウィリアムズの人気を表していますね。

 ものによっては最近は500枚しかプレスされないってのもありますしね。
 オードリー作品は大体1000枚です。

 いろんなところで予約はもう始まっていますので、欲しい方はお早めに。
 こういうのはすぐに無くなって、その後価格が暴騰ってことが多いので。

 詳しい説明や試聴はARK SQUAREさんで(なぜか英語でジェリー・ゴールドスミスという別の映画音楽の巨匠の名前が書いてありますが)。
 見てみると、ブックレットも豪華そう。

 ARK SQUAREさんで注文もできますので、他のオードリー作品、「戦争と平和」「許されざる者」「ティファニーで朝食を(フィルム・バージョン)」「パリで一緒に(2枚組)」「マイ・フェア・レディ(新盤)」「ロビンとマリアン」があるうちに併せて買うと送料分が気にならなくなりますね。

 既に限定数を売り上げて入手困難になった「暗くなるまで待って」「おしゃれ泥棒(2枚組)」「いつも2人で(フィルム・バージョン)」も高価になってますが、限定で入荷しているようです(おそらく各1枚だけ)。

 比較的最近に出た「パリの恋人(60周年盤)」「華麗なる相続人」は既に完売して残ってないみたいですね。

 他にはタワーレコードやアマゾンで扱ってます。セブンネットにもあったようなのですが、既に注文できなくなっています。サントラ部門売り上げ1位だそうです。



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2019年10月18日

「戦争と平和」「許されざる者」サントラCD再発売


 サントラ専門店のARK SOUNDTRACK SQUAREさんから、「戦争と平和」「許されざる者」のフランス版サントラCD発売情報が入ってきました。

リンクはこちら→「戦争と平和」「許されざる者

 内容を見たところ、今までのものと全く同じで、ボーナストラックの追加やリマスターのような要素は無いようです。さらにはCD-ROMではなく、CD-Rかもしれないとのこと。

 「戦争と平和」は今までのものはかなり音質が悪いので、リマスターされてたり音源が発見されたのなら嬉しいのですけど、今回はそういうのは無さそうなので、特に買う意味が見当たりませんが、今まで持ってない方で欲しければ、というところですね。

 なお、昨年には「許されざる者」の別バージョンのサントラCDも発売されていたようです。

 タワーレコードで売っています。リンクはこちら

 ロバート・ミッチャム主演の「メキシコの暴れん坊」という作品とのカップリングみたいです。
 こちらも今まで通りの内容で、特にボーナス・トラックなどは無いようです。

  


2018年07月23日

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ

 ずっと今年日本公開50周年の「暗くなるまで待って」の物を何か…と思ってましたが、何を紹介するか全然決まらなくて、そのうちにこのBlu-rayが届きましたので、こちらを紹介します。

 これはTWILIGHT TIMEというアメリカの会社が出している「おしゃれ泥棒」のブルーレイです。限定3000枚だけの発売。

 権利元の20世紀フォックスが販売しているわけではないのですが、きちんと権利も取っているようで、裏面には20世紀FOXのロゴもあります。

 アメリカと日本はブルーレイは同じリージョンAのNTSC方式なので、日本のブルーレイ再生機器の全てで再生が可能です。
 ただし、日本語の字幕と吹替はありません。

 昨年同じところが出している「いつも2人で」のブルーレイも紹介しましたが、その時と同じ理由で買いました。

 この会社の凄いところは、権利元でもないのに豪華な特典を入れてくること。

 「いつも2人で」でもスタンリー・ドーネン監督のオーディオ・コメンタリーとかがありましたが、これも「おしゃれ泥棒」でデイヴィス・リーランドを演じたイーライ・ウォラックとワイラー監督の娘のキャサリン・ワイラーによるオーディオ・コメンタリーが付いています。

 さらに「オードリー・ヘプバーン:The Fairest lady」というドキュメンタリー番組と予告編まで収録。

 で、僕が買おうと思っていたのは「いつも2人で」と同じで、やっぱりミュージック・トラックが付いていたこと!

 アメリカから発送となると送料も馬鹿にならないので、「いつも2人で」より後に出たため同時に買えなかったのですが、今回セールでだいぶ安くなってた(1700円くらい)ので、思い切って取り寄せました。

 「おしゃれ泥棒」のサントラというと、2008年に INTRADA社が2枚組みのCDを出してました。
 でもあれは1枚目はかつてレコードでサントラとして出ていたジョン・ウィリアムズ自身が録音し直したもののリマスター、2枚目に本当のサントラが入っていましたが、14曲27分と明らかに映画のボリュームに比して少なすぎでした。

 で、この「おしゃれ泥棒」にも絶対CDには入ってなかった曲が大量にあるはず!と思ってましたが…やっぱりありました!CD未収録の曲が!しかもいっぱい!

 さて、この「おしゃれ泥棒」の作曲者はジョン・ウィリアムズについて先にちょっと書いておきますね。
 ジョン・ウィリアムズはおそらく今一般的に知られている映画音楽を作っている作曲家としてはトップなのではないでしょうか。

 この映画は最初に当時最も売れっ子だったヘンリー・マンシーニに依頼されましたが、あちこちから依頼が殺到していて多忙すぎたため、当時売り出し中の弟子だったジョン・ウィリアムズを代わりに紹介したそうです。

 ジョン・ウィリアムズという名前は俳優さんにも居ました(「麗しのサブリナ」でオードリーのお父さん役)ので、ここではジョニー・ウィリアムズとしてクレジットされています。

 65年にテレビドラマの「宇宙家族ロビンソン」で作曲家デビュー。
 その後この66年「おしゃれ泥棒」を経て、69年の「チップス先生さようなら」「華麗なる週末」くらいからプチブレイクが始まります。

 71年「屋根の上のバイオリン弾き」、72年「ポセイドン・アドベンチャー」、74年「タワーリング・インフェルノ」、75年「大地震」と大作&パニック映画の第一人者となっていきます。

 その流れで依頼されたのでしょうが、75年「ジョーズ」で大ブレイク!ここから1984年の超有名なロサンゼルスオリンピックのテーマ曲あたりまで約10年がジョン・ウィリアムズの傑作の森でしょうか。

 77年ジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」とスティーブン・スピルバーグの「未知との遭遇」と最大の話題になった2大SF映画を両方とも作曲。

 78年「スーパーマン」、80年「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」、81年「レイダース/失われたアーク」、82年「E.T.」、83年「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」、84年「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」と、この辺りは一般の人でも知っている名曲がずらりと並びます。

 その後も93年の「ジュラシック・パーク」、同年「シンドラーのリスト」、2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」などの傑作を次々と世に放っています。89年にオードリーの映画の遺作「オールウェイズ」も作曲しています。
 最近では2012年の「リンカーン」、昨年2017年の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」などがあります。

 さて、このブルーレイでは37曲、約1時間8分の音楽が聞けます。2枚組CDの2枚目(フィルム・バージョン)の倍以上の音楽が有ることになりますね。

 CDでは落ちていたのにここで聴ける音楽トラックでは、

 ・ニコルがアウトビアンキを運転 (Nicole Drives The Autobianchi)
 ・ニコルがジャガーEを運転 (Nicole Drives The Jaguar E)
 ・少しだけよ/サイモンが調べる(Not Much/Simon Examine Van Gogh)
 ・He Suspects Something/At Maxims (Film Version)
 ・サイン (The Sign)
 ・ニコルの考え/リッツでのニコル (Nicole's idea/Nicole At The Ritz Bar : Film Version)
 ・下見する (Preliminary)
 ・公園で (At The Park)
 ・試し投げ (The Test throw)
 ・泣き落としはダメだ (Don't You Dare Cry)
 ・婚約指輪 (The Engagement ring)
 ・夜の博物館 (Night At The Museum)
 ・見回り (The Patrol)
 ・決行前 (Before the decision)
 ・ブーメラン (The Boomerang)
 ・それが答え? (That's Why?)
 ・葬送曲 (Funerary Music)
 ・リッツにて (At The Ritz Bar)
 ・サイモンの職業 (Simon's Profession)
 ・くっつき (Togetherness : origtinal version)
 ・婚約指輪を返す (Return The Engagement ring)

があります。なお日本題名、および英題はブルーレイには無いので、こちらで便宜上付けています。

 英語が変!とか、もっとピッタリな曲名が思い浮かぶ方はぜひ教えてくださいねー!
 どんどん変更したいと思います。

 ちなみに“ブーメラン”は本当は“警報”にしたかったんですが、音楽には警報が入ってないので…。
 “少しだけ”はパパに、泥棒に何かされたのか?と言う問いに、少しだけよ、と言うニコルのセリフから。
 ここも本当は“青い目の背の高いスリムな泥棒”にしたかったんですが、英語が長すぎるので…。

 さらにINTRADAのCDでは “He Suspects Something/Nicole at the Ritz Bar”となっていて、オードリーがデイヴィス・リーランドに食事に誘われて準備中の不安なニコルの心情の音楽 “He Suspects Something” から、場面も映画とは全然違う(音楽も映画では不採用の聞いたことがない曲) “Nicole at the Ritz Bar”になっていましたが、このブルーレイでは “He Suspects Something/At Maxims (Film Version)” と映画の進行通りとなっています。

 また、“At Maxims”のフィルム・バージョン今回初収録。
 “Nicole at the Ritz Bar”の方はきっちりパパがサインをした後で入っています。さらにその前には連続でニコルが泥棒の依頼を決意する音楽がくっついています。これまたフィルム・バージョンは初収録。
 逆に映画では使用されなかったオリジナルの“Nicole at the Ritz Bar” は今回収録無しです。

 CDでの “The Cellini Venus and Museum Fanfare” は音楽が連続していますが、実際にはヴィーナスが家から運び出された後と、ヴィーナスを博物館に運び込む際に無音部分があって曲としては別れています。
 CDではフィルム・バージョンも繋いでしまっていますが、このブルーレイでは “The Cellini Venus” “March To The Museum” “Museum Fanfare” と3曲に分離されています。
 “March To The Museum”などは演奏前にジョン・ウィリアムのテンポ取りの声が入りますから、明らかに別曲扱いですよね。

 他には “Normal Human Reactions” ではカウントダウン時の前半と本当に落ちたコインで人間の反応を利用する後半の間にもセリフや無音が長時間入るので、これも“カウントダウン(The Countdown)”と “Normal Human Reactions” として2曲扱いになります。

 物置の鍵を閉められてしまった後に、磁石でカギを引き寄せるシーンの “Locked In” は映画では不使用でしたが(紐でカギを鍵穴に通す “The Key” は映画でも使用)、ニコルがアウトビアンキを運転する音楽と、見回りの音楽にも映画で使用されていない最初の部分がそれぞれあります。
 ここではそんなのが聴けて、おお!っとめっちゃ嬉しくなります。

 最後の方でサイモンとデイヴィス・リーランドが自家用機にヴィーナスを運ぶシーンの音楽の “くっつき (Togetherness)” ですが、これは映画では使用されなかった曲が準備されていたことがわかります。
 映画では “March To The Museum” の一部が再利用されていましたもんね。

 全く新しい曲が聴けるのは嬉しいですが、これは完成版の方がいいです。
 同じチェリーニのヴィーナスの輸送シーンですもんね。

 意外だったのは婚約指輪のキラーン☆って音と、ブーメランの音もジョン・ウィリアムズのものだったこと。

 今なら効果音の担当者がササっと作るのでしょうが、この当時はまだMIDIもシンセサイザーもPCもなかったので、アナログの音楽が付けられていたのでしょうね。
 でも最後の方のリッツでオードリーが指輪が無い時にビックリする時の音が今回入ってないんですよね〜。なんでだろ。

 他にも警報の音とパトカーの音が入ってないので、この警報音の大好きな僕はちょっと寂しい…。
 これはジョン・ウィリアムズでは無いのか…。

 「いつも2人で」では耳障りだった音楽の上に被せられていた効果音ですが、ここではほとんど入っていません。
 運良く1次音源が有ったのでしょうか?効果音があるのは “At Maxims” でのワインを注ぐ音くらいでした。

 あとは20世紀フォックスのファンファーレが無いのが残念!
 これは後で自分で追加しようと思います。

 映画本編の画質は最近のリマスターで大流行りの(そしてありがたく無い)濃いめ・明度は暗め・彩度は渋めの色付け。
 絶対これオリジナルの色じゃないでしょ!
 だいたいピーター・オトゥールの瞳のアップ、ブルーじゃなくてほぼグレーになってしまってるよ!濃いすぎ、暗すぎ!

 僕がリマスターの責任者だったら、こんなのやり直させるよ、まったく!
 とにかく濃いめのリマスターなので、ソフトフォーカスにわざとしてるオードリーのアップなどは紗が沈んでしまって、ただのピンボケに見えるし…。

 全般に昔の映画に施されるこの暗いリマスターってなんとかならないんでしょうかね。明るいシーンがどの作品も不足気味。
 リマスター担当者がパソコンで見てるのと、映画館で観客が見るのとでは全然違うんだよー!絶対!
 昔のテクニカラー(この作品はデラックスカラーだけど)の明度と彩度が高いという良さが死んでしまってます。

 音声は2.0 DTS-HDでリマスターされています。

 このブルーレイ自体の仕様は、ジャケットは1枚目の写真みたいな感じ。
 これも悪くはないけど、「おしゃれ泥棒」のイメージは鉄兜オードリーには敵わないよねー。
 バックは加工された光になってます。

 これって元はモノクロ写真。そして後ろにタクシーがいたはず…。
 着色技術が上がってきてるのか、オードリーの髪の色とかはだいぶ自然な感じになってきてますね。オトゥールは不自然だけど。
 この調子で行くと、僕もやがて着色カラーと本物が見分けられなくなりそう…。

 でも欧米の人の考える白人の理想の肌色ってこんななのかなー…。封入のライナーノートでもそうなんだけど、なんか妙に肌の色が黄色〜茶色っぽい。
 絶対フォトショでデジタル加工してるはずなんですけど、オードリーの肌とか、黄色人種の人が日焼けしたみたいな肌になってるし。
 だいたい欧米で発売された白人ってこんな風な肌の色にされてしまってる。実際はもっと白いはずでしょうにねー。

 それにオードリーが着てるこのジバンシィのコート、本当はオードリーが良く着てたショッキングピンクに近いローズ色なんですけど、この画像はどう見ても紫ですよね。唇の色も生気が無い。
 着色はちゃんと映画を見て、もっと本物に忠実に!と思います。

 封入のライナーノートは8P。中身は珍しい画像で構成されてていい感じ!そして映画に因んで縁部分は油絵のキャンバス風の加工がされています。

 ケースを開けた時に見える部分には靴を脱いだ二人の宣伝写真とディスクはジャケットの2人を離した加工のもの。
 ディスクの後ろの部分は英語のロゴです。ジャケットと同じ、女性の手が n の文字をつまんでるやつ。

 その宣伝写真の後ろのちょっと緑みのある黄色が「おしゃれ泥棒」らしいカラーですね。
 「おしゃれ泥棒」のイメージカラーは絶対に赤みに寄らない、緑み寄りの黄色だと思っています。

 裏ジャケットはイラストなので、ここでは割愛。
 イラストじゃなくて、着色カラーかもしれないけど、ヘタクソすぎるのでどう転んでも割愛。日本の50年代の着色以下。

 ちなみに、映画の中でサイモンが “ジバンシィが休める” と言っているニコルの掃除婦のコスチュームですが、実はこれもジバンシィデザインなんだそう!
 ジバンシィ、全然休むヒマありませんね。
 素材がめっちゃいいものらしいです。…となると、やはり「パリで一緒に」の飛行服もジバンシィデザインですね。贅沢〜。

 ついでに言うと“脱・ジバンシィ” と言われた次作「いつも2人で」にもジバンシィのものが何点か登場しているそうです。
 3回目の旅のMGを押すシーンで着ているトレンチコートの下のタートルネックのセーター、6回目の旅の黄色のビニールスーツで海岸に行く際の同じく白のタートルネックのセーター、3回目の旅のプールサイドで水着を着ている時の黄色のスイミングキャップ(特注品!)、3回目の旅のパーティー後のシーンでのピンクドレスの際に手に持っているクラッチバッグがジバンシィのものだそうです。

 とにかく、今まで聴けなかった曲が聴けて、大満足のブルーレイでした!

オススメ度;★★★★(これに日本語字幕と池田昌子さんの日本語吹替が入って、色がもっと良かったら完璧!)
  


2017年10月30日

「パリの恋人」60周年アニバーサリー盤 サントラ

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜”

・大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
・大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
・松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(開催中!)
 期間:2017年10月18日(水)~11月6日(月)
 場所:南館8階マツザカヤホール
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月 ※開催日未定
 場所:7階ホール

 今回は3連続で届いたオードリーのCDの最後の物を紹介。
 それがこの「パリの恋人」60周年アニバーサリー盤オリジナル・サウンドトラックです!

 発売元は60年前のレコードと同じVERVE。
 ということは60年前の音源もしっかり持っているという事!これは期待が持てますね!
 そしてボーナス・トラックは予告よりも多い8曲の全21曲!おおっ!

 ワクワクしながら聴きましたよ!もちろんボーナス・トラックから!
 その上でこのCDの感想をひと言で言うと…

 期待はずれなCD…

 うーむむ…こんな風に書きたくなかったけど仕方ない…。

 さてでは中身を見ていきましょうか。
 元々が撮影時の1956年春の録音でしょうから、音質が悪くて聴いた印象は変わらないのですが、それでも以前のCDよりも音圧が上げてあります。

 1〜13曲目までは今までのサントラでも入っていた物。
 
 ただし、これまでは “Think Pink” も1曲目のメインタイトルからの流れで1つだった物を、今回2曲に分割。

 でもケイ・トンプソンの部分で切ったのでしょうけど、映画の流れからでは切る部分が違います。
 なのでPCに落とすと一瞬無音部分が入るのが難点。

 もし2曲に切るなら、ケイ・トンプソンが編集者たちを呼び出すところで切るべきでしょう。
 “Think Pink” は実際そこで元々継ぎはぎされてますから。

 そして60周年記念盤だというのに、やっぱり“Think Pink” は不完全版のまま。
 うーん、これをめっちゃ期待してたのに…。

 もともとレコードの時代は片面に入れられる時間がある程度は制限されていたので “Think Pink” もコーラス部分をカットした版が収録されたのかもしれませんが、CDの収録量でここをカットする意味が分かりません。
 いったいいつになったら完全版の “Think Pink” は収録されるのでしょうね〜。

 ボーナス・トラックですが、これは声の部分は今までの物と一緒のような気がします。
 録音する際に使われていたアレンジやらオーケストラのリズム取りやらが入っている違いみたいな物で、オードリーの歌い方が違う!っていう秘蔵音源ではなかったです。

 “Bonjour, Paris” も元々が飛行機に載ってる部分からを付けてる物が、アステアが踊り始めるときのリズムが入ってるだけだったし…。
 そういう細かな違いで別バージョンとして入ってるだけで、大きく感動するような物は無し。

 “Think Pink” の別バージョンも入ってますが、これは以前MP3で買った時に感想を書いてた物と同じ。

 ケイ・トンプソンのアルバムで収録されていた、サントラの前半+映画で使われなかった部分+ケイ・トンプスンとピアノの新たに録音された部分+サントラの後半というもので、初めて聴いたときめっちゃガッカリしたものでした。
 これ、わざわざボーナス・トラックで入れてくれても全然嬉しくないし。

 えっとですね僕がサントラに求める物って、まずは絶対的に映画で使った音源そのものを入れて欲しいです。
 別バージョンとかはその先の話。

 「ティファニーで朝食を」の昔っから出ていた “自称サントラ” とかがめちゃくちゃ嫌いだったのとか、映画と全く違うからですもん。
 後にブート盤とかINTRADA盤とかで本物のサントラを聴いた時、衝撃でしたからねー。
 “ムーン・リバー” の旋律に浪々と歌い上げるホルンが対旋律で付くのとか涙出そうでした!感動で。

 “自称サントラ” の方は音楽はくっきり浮き出すのかもしれませんが、映画に寄り添ってるものとは全く違うわけですよ。
 そこに映画を思い出す部分での感動は伴わないんですよねー、やっぱり。

 同じ理由でクライマックス部分が別バージョンでしか収録されてない(しかもそれに気付いてなさそうな)「噂の二人」だとか、映画のテーマ曲である “Ride To Sherwood” と “Ride To Nottingham” という肝心の2曲を別バージョンでしか収録していない(こちらも制作者が気付いていない)「ロビンとマリアン」(さらにはテーマ曲の変奏曲である “Trapped” も未収録)とかはもうダメダメなわけですよ。
 この2作品は未だに完全なサントラが出ていないと僕は思っています。

 この「パリの恋人」も同じ。
 ケイ・トンプソンの別バージョン入れるくらいなら、なぜ完全版を先に入れないの?みたいな。

 それに「パリの恋人」には未だに1度もCDに収録されていない曲が山のようにあるんですよ。
 編集者たちが街へくり出していく行く時の音楽、ジョーが暗室に逃げ込むまでの追っかけっこのコミカルな音楽、ジョーが蛹から極楽鳥へと変身する時の感動の曲、ジョーがパリで撮影する時の素晴らしい曲の数々!撮影シーンなんか、この映画の白眉だと思ってますし。
 それとファッション・ショーのシーンの音楽もありますよね。

 それらは今まで一切収録されてないわけですよ。
 それこそを60周年記念盤なら入れて欲しかった!

 かろうじてかつてLDの副音声で音楽だけを入れた物がありましたが、それは映画の音からセリフをコンピューター処理で消したもの。
 なのでセリフが入る部分は音が小さくなるそのままなんですよね。
 でも無いよりはマシ。これの音楽部分を録音して良く聴きます。トータル約72分。充分CDに入るサイズですよね?

 元々の音源持ちのVERNEさんならそれが出来ると思うのですけど…。あるいは持ってないのかな?持ってるのはパラマウント?

 とにかく、せっかくVERVEさんが出す!ってんで期待していたんですけど、大きく期待値を下回ってしまいました。
 本当の「パリの恋人」サントラ全曲版はいったいいつになったら出るんでしょうねー…。次は70周年まで待たないとダメなん?はー…。

 まあ今までのCDよりは音がちょっと良くなってるのと、ボーナス・トラックのおかげで「パリの恋人」サントラとしては1番上位に仕上がっていますが、完全版とは程遠い出来でした。
 これはもうINTRADAさんとかにオリジナル音源を発掘してもらうしかないのかなぁ…。

 でもまあさすが本物!と思うのは、盤面やライナー・ノートなどに意匠を凝らしているところ。
 「パリの恋人」DVDのように「麗しのサブリナ」が紛れ込む…というトンデモな事も無く、「パリの恋人」の写真だけで構成されています。

オススメ度:★★★(うーん、星の数を多く出来ない…)
  


Posted by みつお at 15:00Comments(0)パリの恋人サントラCD

2017年10月22日

サントラ集 “AUDREY HEPBURN : A Touch of Music”

 昨日はBS12の「マイヤーリング」はご覧になりましたか?
 見逃した方のために再放送があります。23日(月)AM3:00〜AM4:30 。って今夜ですやん!
 深夜なので録画になりますかねー。これが最後のチャンスですよー。

 またBS12の28日(土)19:00〜の「パリで一緒に」の裏番組で、全く同じ時間帯にBS日テレで「シャレード」も放送されます。

 どちらもオードリー1962年撮影の作品。夏に「パリで一緒に」、その撮影終了後の冬に「シャレード」を撮っています。
 そしてどっちもオードリーがめっちゃカワイイです!オードリー33才の作品たち。
 日本では2本とも大ヒットしました!

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜”

・大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
・大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
・松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(開催中!)
 期間:2017年10月18日(水)~11月6日(月)
 場所:南館8階マツザカヤホール
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月 ※開催日未定
 場所:7階ホール

 さて今回は3連続で届いたオードリーのCDの2番目のものを紹介。

 これはもともとMengさんに発売を教えていただいたもの。
  “AUDREY HEPBURN : A Touch of Music” というオードリー映画のサントラ集です。

 「ローマの休日」〜「噂の二人」までのサントラ集なのですが、これは第2弾があるのかな?
 で、このサントラ集をひと言で表すと…

 惜しいCD!

…ということになりますかねー。色々と惜しいです。

 まず世界初収録(Never Previously Released)ということで★印のついた曲があるのですが…。
・9曲目「昼下りの情事」〜“昼下りの情事”
・10曲目「昼下りの情事」〜“ホット・パプリカ”
・11曲目「昼下りの情事」〜“魅惑のワルツ”
・13曲目「緑の館」〜“エンド・タイトル”
・23曲目「麗しのサブリナ」〜“メインタイトル”
てことになってますが…。

 9〜11曲目の「昼下りの情事」は確かにCD収録は初ですね!元のレコードはこれ
 でも怖いのは、これもJBプロダクションから権利を買ってない?というところ。きちんとVERVEからだといいのですが…。

 「緑の館」のエンド・タイトルは女声がマーニ・ニクソンということです。
 僕にはどう聴いても「マイ・フェア・レディ」の声と同じだとは思えないんですが、調べたら本当にマーニ・ニクソンみたいです。

 これがマーニ・ニクソンであると調べられたのは、この曲は初収録ではないから。以前に全曲盤が出ていて、それに収録されて書いてました。惜しい!

 「麗しのサブリナ」のメイン・タイトルも「麗しのサブリナ」のサントラが出た時に収録されてましたよ。惜しい!

 さらに「麗しのサブリナ」から24曲目にオードリーが歌う“ラ・ヴィアン・ローズ”が収録されてますけど、これがまた映画そのものから録って来たもの。
 ハンフリー・ボガードの声はカットされてますけど、効果音の車の騒音がそのまま入ってます。著作権的にアウト。これは惜しいというよりもダメなやつ。

 他にも滑ってるのが「噂の二人」。メイン・タイトルを収録してるのですが、これが映画では使われなかったオリジナル・バージョン。orz
 ここはフィルム・バージョンを入れなきゃダメでしょーっ!曲が全く違います。

 これは安易にこちらの1曲目からメインタイトルを持ってきた??
 そしてこれでこのCDを編纂した人が実はオードリーに詳しくない、映画をちゃんと見ていないのを露呈。これで大幅減点。

 それに「ティファニーで朝食を」が今時まだヘンリー・マンシーニが録音し直した“自称サントラ”の音源を使用。
 ここは今となっては本当のサントラで行くべき。惜しい!

 あと、7曲目がねー、
 “7. War and Peace (Natasha's War)”って発売前になってたんですよねー。てか、今でもタワレコの商品詳細にはそう載ったまま。

 ナターシャの戦争っていったい何やねん!みたいな。これはまるさんも心配してましたね。
 「戦争と平和」のサントラにそんな曲は存在しません!

 本当は“7. War and Peace (Natasha's Waltz)”なんですよね。実際CDが発売されるときちんと “ナターシャのワルツ” になってて安心しましたけど…。

 でも実際に買ってないヤツが登録したのか、「戦争と平和」の音楽を知らないのか、CDをPCに入れると発売前のを信じて“ナターシャの戦争” で登録されてます。これはもう惜しいどころではないのかも。

 全体では音源がバラッバラで、音質も玉石混淆。「緑の館」や「許されざる者」や「ティファニーで朝食を」がとても音質がいいのに、「戦争と平和」とか「麗しのサブリナ」とかは音質悪いまま。かつて発売されたそれぞれのCDそのまんまですね。
 このCD独自のリマスターとかは一切なされていません。

 そして、惜しいの積み重ねで、全体で見ると惜しいでは済まない感じなんですが、なんと!このCDは「ローマの休日」のメイン・タイトルの本物が収録されています!
 この曲こそが世界初収録やーん!

 まあメイン・タイトルって映画でも音楽だけ独立してるので、そこから録るのは誰でも出来ます。
 これも音質の改善が見られないところをみると、「ローマの休日」とか「麗しのサブリナ」はそういう風に取られたものだと思いますが…。

 なんか、いいところと悪い所が色々混じったCD。ユニバーサル・ミュージックやワーナー・ミュージックのロゴがあるので、著作権的には一応クリアしているのかもしれませんが、FILM SCORE MONTHLYKRITZERLAND といった会社が必死で音源を探して権利を獲得して…と開拓した物を安易にコンピレーションした物に見えてしまうのが惜しい!

 それと上でも書きましたが、オードリーの映画をあんまり見てなさそうな人が選曲に関わったというのが簡単にわかってしまうのが難点!
 そんなにオードリーファンじゃないのねーみたいな。

 あ、そうそうライナーノートにオードリーがトレアドル・パンツスタイルで横たわっている(というか床に座っている)有名な画像が載ってますが、これが裏焼き!やっぱりそんなにオードリーファンじゃないのねー。惜しい!
 もっと本当のオードリーファンを連れてこなきゃダメでしょ!

 ということでこのCDは相当改善の余地があります。
 たとえば「パリの恋人」を入れるなら“Think Pink!”は完全版にするべき。
 「ティファニーで朝食を」は本当のサントラに総入れ替え。
 「戦争と平和」は音質悪すぎるのでリマスターを。
 「緑の館」で世界初収録!と銘打ちたかったら、アンソニー・パーキンスの歌う“緑の館の歌”を入れるべき。
 「噂の二人」はもちろんメインタイトルはフィルムバージョンを!そして未だ未収録のクライマックスのシーンの音楽を入れれば完璧!
 もしそれらが全部出来ていたら、このCDの価値は大幅に上がって★5つになったでしょうね〜。 

オススメ度:★★★(「ローマの休日」と「昼下りの情事」を初収録したことに対して星を進呈)

 なお、このCDをPCに入れた時に出てくるトラック名の間違いやわかりにくさを修正した物を以下に書いておきます。どうぞPCなどに取り込んだ方はお使いください。

1.Breakfast at Tiffany's : Moon River
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
2.Funny Face : Funny Face / 'S Wonderful / Think Pink
 Fred Astaire, Choral Group, Kay Thompson & Chorus
3.Funny Face : Bonjour Paris!
 Audrey Hepburn, Fred Astaire, Kay Thompson & Chorus
4.Funny Face : 'S Wonderful
 Audrey Hepburn, Fred Astaire
★5.Roman Holiday : Main Title
 Georges Auric
6.War And Peace : Prelude
 Nino Rota
7.War And Peace : War and Peace (Natasha's Waltz)
 Nino Rota
8.War And Peace : Winter and Remembrance of Andrei
 Nino Rota
★9.Love in the Afternoon : Love in the Afternoon
 Franz Waxman & Matty Malneck Orchestra
★10.Love in the Afternoon : Hot Paprika
 Franz Waxman & Matty Malneck Orchestra
★11.Love in the Afternoon : Fascination
 Franz Waxman & Matty Malneck Orchestra
12.Green Mansions : Main Title / Chase / River Boat
 Bronislau Kaper & Heitor Villa-Lobos
13.Green Mansions : End Title (vocal by Marni Nixon)
 Bronislau Kaper & Heitor Villa-Lobos
14.The Nun's Story : Prelude and Credo
 Franz Waxman
15.The Nun's Story : Haircutting & Gran Coro
 Franz Waxman
16.The Unforgiven : Prologue
 Dimitri Tiomkin
17.The Unforgiven : Main Title
 Dimitri Tiomkin
18.Breakfast at Tiffany's : Breakfast at Tiffany's
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
19.Breakfast at Tiffany's : Moon River (vocal by Audrey Hepburn)
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
20.Breakfast at Tiffany's : Moon River Cha Cha
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
21.The Children's Hour : Main Title (original version)
 Alex North
22.The Children's Hour : Proposal
 Alex North
23.Sabrina : Main Title
 Frederick Hollander
24.Sabrina : La vie en rose (vocal by Audrey Hepburn)
 Édith Piaf, Louiguy

★NEVER PREVIOUSLY RELEASED


  
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Posted by みつお at 12:00Comments(0)サントラCD

2017年09月01日

「パリの恋人」オリジナル・サウンドトラック60周年記念盤発売予定!

「午前十時の映画祭8」、「おしゃれ泥棒」が全国同時上映中です!
 あと1週間なので、ぜひぜひお見逃し無く!
★上映期間
 いよいよ2017/09/08(金)まで!「おしゃれ泥棒」

 またまた新しい情報です!
(というか情報情報で、紹介したい新しい写真集や写真展のチラシの紹介が出来ません…)

 「パリの恋人」の60周年記念盤サントラの発売の情報が入ってきました!
 発売元はVERVE(ヴァーヴ)。こっこれはオリジナルの1957年のサントラレコードの発売元ですね!

 既にアマゾンとタワレコで商品情報が掲載されていますが、タワレコの方では曲名がわかります。
 1〜12曲目は今までのサントラレコードと同じものですが、興味を惹くのが13曲目から!

 13. Funny Face - Alternate Version
 14. How Long Has This Been Going On? - Alternate Version
 15. Bonjour, Paris
 16. He Loves And She Loves - Alternate Version
 17. On How To Be Lovely - Alternate Version
 18. Clap Yo' Hands - Alternate Version
 19. 'S Wonderful - Alternate Version

 えええっ!別バージョンてどういうこと!?みたいな。

 ここで重要になるのが今回の販売元がVERVEってとこ。
 もともとのオリジナルを発売してた会社ですから、採用されなかった別バージョンを持ってたとしてもおかしくない訳です!

 特に14・15・17・19曲目はオードリーが歌う楽曲ですから、別バージョンがあれば凄いことですよ!
 オードリーの歌い方が違うのか、それとも楽曲のアレンジが違うのか…。
 早く聴きたいです!

 残念ながら今回もまた“Think Pink” は完全版ではなさそうだし、歌曲ではないBGM的な挿入曲は一切収録されないみたいなんですが、それでも別バージョンがあるならこれは聴くべき価値あり!ですね。


  


Posted by みつお at 21:00Comments(2)パリの恋人サントラCD

2017年08月17日

「麗しのサブリナ/許されざる者」新しいサントラが発売!ですが…

 「午前十時の映画祭8」オードリー特集始まっています!全国同時公開中!「おしゃれ泥棒」が目玉作品です!
★上映期間
 2017/08/05(土)~2017/08/11(金)1週上映「ローマの休日」(終了)
 2017/08/12(土)~2017/08/18(金)1週上映「麗しのサブリナ」(明日最終日)
 2017/08/19(土)~2017/08/25(金)1週上映「昼下りの情事」(明後日から)
 2017/08/26(土)~2017/09/08(金)2週上映
 「おしゃれ泥棒」


 新情報です!

 「麗しのサブリナ」と「許されざる者」がカップリングで新しいサントラが出るそうです!さらに「ローマの休日」のテーマ付き!

 …と、これは全くの新盤か!?と喜んだのですが、どうやらそうではないみたい…。

 今までの「麗しのサブリナ」と「許されざる者」のサントラをカップリングしただけのようです。
 それプラス「麗しのサブリナ」の“バラ色の人生ヴォーカルbyオードリー・ヘプバーン”になってますけど、どゆこと?

 販売元のサイトを見ると「バラ色の人生」のタイムは2:09になってますけど、オードリーが歌うシーンはそんなにない。
 ただし、今アマゾンやitunesで売ってる「麗しのサブリナ」の映像からモロパクリしたデジタル・ミュージックは、ボガードとの歌う前の会話などを含めて2:09。
 これって…。

 さらに言うと「ローマの休日」も実際の映画では1分半くらいですが、ここに収録される予定のものは3:01。
 これはリチャード・バーナス指揮、ロイヤルフィル演奏のものでは…!?

 100歩譲って「麗しのサブリナ」や「許されざる者」は50年以上経っているので、国によっては著作権が切れているかもしれない。
 でもロイヤルフィルの演奏は2013年発売のものだから、著作権切れてないと思いますけど〜!!

 こんな著作権侵害CDみたいなものがあっていいのでしょうか?
 元々「麗しのサブリナ」の“バラ色の人生”のデジタルミュージックや「ローマの休日」のロイヤルフィルのデジタルミュージックはどこかの国が無断でパクって出していたみたいですけど、天下のキングレコードさんが誤ってそちらから権利を買ってしまったのでしょうか!?

 ムムム…。これは喜んでいいのかどうか微妙な発売ですね。
 なんか16pブックレットがついてくるそうなので、そちらは期待していいのかな??

 ちなみに詳細はこちら
 既にアマゾンでは取り扱いが始まっているようです。
 キングレコードさん…大丈夫??



  
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