2007年04月04日

「シャレード」63年初版本命松竹ピカデリー館名入り/松竹版

「シャレード」63年初版本命松竹ピカデリー館名入り/松竹版 こちら、「シャレード」1963年初公開時の松竹版パンフレットです。

 いや~~、内容が豪華!60年代に入ってからも「ティファニーで朝食を」や「噂の二人」の本命版パンフレットみたいに旧態依然としてたのが、急に進化を遂げました!
 紙は今までの「噂の二人」「戦争と平和」などのヘロヘロの松竹のものと比べて、かなりしっかりした物に変更。ページ数は24pだし、カラー画像も多い。
 
 本文でのカラー画像なんて「パリの恋人」スカラ座タイプ以来だけど、印刷技術が1957年からしたら長足の進歩!
 しかも「パリの恋人」みたいに真ん中4pだけ、ってんじゃなくって、いろんなページにカラーをちりばめてあって、カラーページが多い!っていう印象。
 今の目で見てしまうと印刷もレイアウトもまだまだだけど、これまでのパンフに慣れた人たちは、このあまりの豪華さに目をみはったでしょうね~。

 内容的にもオードリーやケーリー・グラントの解説やサスペンス映画に関する解説など充実していて、ケチのつけようもありません。
 アメリカでの大ヒットを受けて製作されたこのパンフ。映画は日本でも1963年7位と1964年5位との2年にわたって配給収入のベスト10に入る大ヒットを記録しています。

 日本語題名は裏表紙にあります。本命版の松竹丸の内ピカデリーの館名も裏表紙にあり、オークションなんかでは裏表紙の画像で載せられることも多いですねえ。
 裏表紙には、館名入り、配給会社のユニバーサルのロゴ入り、ロゴなしの3種類あります。

レア度:なし(プレミアなくても、中身は素晴らしいです!)

↓裏表紙。左から丸の内ピカデリー館名入り、ユニバーサルロゴ入り、ロゴなし。
「シャレード」63年初版本命松竹ピカデリー館名入り/松竹版「シャレード」63年初版本命松竹ピカデリー館名入り/松竹版「シャレード」63年初版本命松竹ピカデリー館名入り/松竹版














追記:まるさんに、このパンフの基になったのはアメリカのスーベニア・ブックだと教えていただきました。コメント欄でご覧になってください。




同じカテゴリー(シャレード)の記事
 「シャレード」公開60周年、“スクリーン”1964年1月号 (2023-12-10 20:00)
 「シャレード」73年リバイバル紹介 “スクリーン”1974年1月号 (2023-10-21 14:00)
 1963年 “映画の友” 公開60周年「シャレード」誌上プレビュー (2023-09-07 21:00)
 「スクリーン」1963年8月号 (2023-06-25 08:00)
 「オードリー・ヘプバーン映画祭2022」チラシ (2022-08-03 21:00)
 「映画の友」1964年2月号 (2021-03-27 21:00)

Posted by みつお at 00:00│Comments(0)シャレード
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。