2013年02月10日

WOWOWの番組で凄いことが!!

 どわあああーーーーーー!!!!
 みなさん、大変なことが起こりました!!!びっくり、びっくり、びっくり!!!
 凄いことが起こってしまったのは、こないだ記事で紹介した、WOWOW のオードリーの没後20年記念の番組、 “ノンフィクションW ヘプバーンが本当に伝えたかったこと ~妖精はなぜ銀幕を去ったのか~.” という番組です。

 前の記事で、僕は“WOWOWはお金がかかるので、入るのは自己責任で。”と書きましたが、オードリーの大ファンでしたら、この番組を見るためだけでも、1回は契約した方がいいかと思います。

 この番組は“晩年のオードリー”だけのドキュメンタリーだと思っていたので、てっきりユニセフの活動だけを紹介したものだと思っていたのですが、番組が始まってしばらくして、
“わーーーーーーーーーっっっっっっっっっっっっっっっ”
 …と声をあげてしまいました。

 なんとそこで映っていたのは、「エクスラン・ヴァリーエ」の馬車編(くるくるヘア)のオードリー!!!

 全部見ると、この番組中に、日本でもマボロシ化していた、「エクスラン・ヴァリーエ」と「銀座リザ」のCMの一部が映っていたのです!!!さらにさらになんとなんと、「エクスラン・ヴァリーエ」のメイキング映像まで!!!!!

 あまりの予想外の出来事に「エクスラン・ヴァリーエ」の映像が出る度に“わーーー!!”とか“すげーーーっ!”とかずっと叫んでしまいました。

 「エクスラン・ヴァリーエ」の方は、1971年当時4パターンあったという、“ブラックドレス編”“馬車編(くるくるカール編)”“金髪編”“お下げ編”を全部放送したわけではなかったのですが、“1972年放送”というテロップも出ていたように、1972年に総集編として最後にコンパクトにまとめて放送されたものだったのかもしれません。

 ということで、“トホホ人物伝” はブラックドレス編が全部見れたけど他は放送されずじまいでしたが、今回は各パターンが少しずつながら、全部見れたのが凄かったです!!今回は由紀さおりさんの歌う「ヴァリーエ」付きでした。

WOWOWの番組で凄いことが!! (←画像の出典は「ロードショー」より)

 それにメイキングなどという、1971年当時のテレビでも絶対に見れなかったであろう貴重な貴重なものまで!!他にも見たことのない「エクスラン・ヴァリーエ」の写真も何点もありました。

 「銀座リザ」の方は小鳥のバージョンの方だけで、写真バージョンの方はなかったです。そして「エクスラン・ヴァリーエ」も「銀座リザ」もどちらも商品名は出ませんでした。

 それ以外でも、「エクスラン・ヴァリーエ」「銀座リザ」に携わって、オードリーの友人でもあった加藤タキさん、オードリーの次男ルカ・ドッティ氏、オードリーの最後のパートナーのロバート・ウォルダーズ氏などオードリーに関係した人が登場して、オードリーのことを話してくれました。

 最後には今年の1月20日の20年目の命日に加藤タキさんやルカやウォルダーズ氏たちでトロシュナのオードリーのお墓参りに行くという、感動的な終わり方まで準備してくれていました。
 オードリーが抱くことのできなかった孫であるルカの息子(?ショーンの息子かも…)やみんなが泣いているので、こちらまでちょっとうるうる…。

 とにかく、ユニセフの映像だけでまとめ上げたお手軽な番組ではなく、最初からきちんと構成されて作られ、生前のオードリーと最も近しかった人たちも登場する、とても質の高い番組でした。

 50分番組の短いものでしたが、内容は大変に濃く、いくつもの権利が重なり放送が非常に難しい「エクスラン・ヴァリーエ」「銀座リザ」のクリアの件も相まって、早くも今年のオードリー・ヘプバーン大賞の最有力候補になったのは間違いありません!

 もし未見で、見てみたい方は、あと15日、18日に再放送の予定があります。
 ちなみに、契約にはB-CASカードが必要ですが、テレビから録画機に送り出せない機種の場合、視聴のみで録画が出来なくなるので、録画機のB-CASカードで契約する方がいいと思われます。

 さらにコピー・ワンスですので、HDDからブルーレイなどに録画すると、HDDのデータは消えます(ムーブと言います)。ムーブに失敗すると、元のデータも失われますので、注意してください。

内容の充実度:★★★★★(凄い!!あとは「エクスラン・ヴァリーエ」の各編全部がいつか放送されるのを待ちましょう!)


<追記>こちらにお越しいただいている、時雄さんに教えていただきましたが、WOWOWには15日無料体験というのがあるそうです。この機会に、無料体験でこの番組を見る、というのはいかがでしょう?
 みなさん、ぜひ「エクスラン・ヴァリーエ」のオードリーをご覧になってください!



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この記事へのコメント
みつおさん、こんにちは。
番組のタイトルから、晩年のユニセフの活動と少女時代の戦争体験などを取り上げた内容かと思っていたら、流れる映像に「これって、あのレア物のCM&メーキング映像?」と目を疑いました。みつおさんが、興奮する気持ち分かります。
今まで写真でしか見たことないオードリーが動いてる!それだけも嬉しいのに、いつか墓参り行きたいと思うファンの気持ちを汲み取るように、加藤さんとオードリーの家族が一緒に墓参りに行くところまで、本当に企画から放送までこぎつけたWOWOWに感謝。全てのオードリーファンが見れないのは残念ですが、いつか無料放送の時の目玉でオンエアして欲しい作品です。
Posted by hiro at 2013年02月10日 16:33
みつおさん、こんにちは。

コメントは御無沙汰してますが毎日一回は必ず覗かせていただいてます。
いつも楽しく有用な情報ありがとうございます。

WOWOWさん、やってくれましたね。
「エクスラン・ヴァリーエ」のCM映像だけでも凄いのに、そのメイキングまでとは!
メイキング映像が存在していたこと自体にビックリです。

僕は今回の放送見逃してしまったのですが再放送は必ず録画して拝見します。
今からとても楽しみです。

>WOWOW未加入の方へ
15日間無料体験を利用すれば、B-CASカード1枚につき1回限りですが、
加入しなくても観ることができます。詳しくはHPでご確認ください。

また「新・午前10時の映画祭」ではデジタル化された「ローマの休日」が公開
されますね。
こちらも楽しみです。
Posted by 時雄 at 2013年02月11日 01:53
凄い情報ありがとう。
早速、あちこちに拡散しておきます。
DVDに焼けたら是非、欲しいです。
返礼は用意します。
Posted by むらさきいも at 2013年02月11日 19:48
>hiroさん

こんばんは!
hiroさんもご覧になったんですね!(^-^
本当にびっくりしましたよね!
hiroさんと同じ気持ちを味わえて嬉しいです!

「エクスラン・ヴァリーエ」に関してマボロシだと知っているオードリーファンなら、
きっとこの放送は驚いたんじゃないかなーと思います。
なんかWOWOWのプロデューサーの“してやったり!”って顔が浮かぶようですが、
はい、見事してやられました。
でも、こんなサプライズだったら、大歓迎!です。

お墓参りのもよかったですよね。
ちょうど20年目の節目に、オードリーが好きだった人たちが訪れる、って、
きっと天国のオードリーも喜んでいただろうと思います。
僕もいつか行けたらお墓参りに行きたいですが、
天国のオードリーなら日本語でも理解できるようになっていますかね?(^^;

本当に見れてよかった番組でした。
Posted by みつお at 2013年02月11日 20:56
>時雄さん

いつもありがとうございます。
そして、無料体験のことを教えていただいてありがとうございます!
さっそくみなさんに見ていただけるように、追記で書かせていただきました。
僕も無料体験で見ればよかったかな?
でも、2000円払ってでも惜しくない内容でした~。(^-^

本当にWOWOWさんには大感謝!ですね!
確かにメイキングにはビックリしました。
でも、会社名や商品名が出なかったところを見ると、
加藤タキさんから直接借りた、とかでしょうか。
今回ルカも番組に出てたので、放送の件も直接許可を取ればよかったでしょうし。
2004年のトホホ人物伝の時もオードリー展で来日中のショーンに
直接許可を取ったみたいですしね。

それと、新・午前十時の映画祭の情報をありがとうございます!
でも…また「ローマの休日」なんですね。(^^;
嬉しいような、嬉しくないような…です。

時雄さん、ぜひ次回の放送は逃さずご覧になってくださいねー!です。(^-^
Posted by みつおみつお at 2013年02月11日 21:18
>むらさきいもさん

そうなんです!放送ではビックリしてました。
ちょっと舞い上がっちゃいました。(^^;
でも…コピー・ワンスなので、DVDを焼けないんです…。
WOWOWもダビング10だったらいいんですけど…。
15日無料体験でご覧になるのはどうでしょう?
Posted by みつおみつお at 2013年02月11日 21:22
今は昔、劇団四季から自宅に電話。
エクスラン社の担当者の紹介を受けました。

京都から西のために1本。
名古屋から東のために1本。

大量のポスターもいただきました。
集英社が草月ホールを手配。
大スクリーンでTVCMを放映。

小森和子さんも招聘。
ギャラの折り合いがつかず、ファンだけのイベント。
増田貴光さんはノーギャラで名古屋に来てくれました。

メイキング映像は見ていません。
16ミリフィルムは結婚して渡米した女性ファンがアメリカ中を廻し見しているうちに紛失したようです。
Posted by むらさきいも at 2013年02月13日 10:16
むらさきいもさん、こんばんは!

劇団四季…ですか!?
むらさきいもさんとの関係がよくわかってません。(^^;

でも大ホールで「エクスラン・ヴァリーエ」…すごいですねーっ!!
それだけの上映なんですよね?
しかも映画評論家の解説付き!
なんて豪華かつ贅沢!
僕も見てみたいです!

そういえば、“ローマのオードリー”展もありましたけど、
“日本のオードリー”展なんかがあってもいいですよね。
83年・87年・90年の来日時と、“エクスラン・ヴァリーエ”“銀座リザ”の上映とか。

「エクスラン・ヴァリーエ」のフィルム、むらさきいもさんの家に眠っているかと
思ってましたが、残念ながら紛失されてしまったんですね。
もったいないです~。(TT
Posted by みつお at 2013年02月14日 19:58
見ましたよ~!!
あまたあるオードリィ回顧ドキュメンタリーとは一線を画する内容ですね。
やっと、やっと生きて動いているヴァリーエを見ることができて感激です。
美しいですね。それに初めて見る写真もあってそれがまた綺麗でした。
それにメイキング映像!これ全世界のファン垂涎ですよ~よく残っていましたね。
これを機会に何か出してほしいですね。
加藤タキさんあたりが何か出版してくれないかな~。

孫はやっぱり6人でしたね。ロビーがはっきり語っていました。
ということはショーン3人、ルーカ3人なんですね。
お墓参りではそのお孫さんの一人が号泣していてこちらまで(T_T)

ルーカ、頬がちょっとぷっくりだけど、いい顔してます。
お父さんのアンドレア似ですが、まなざしはどこかオードリィの真摯さを連想させます。
なんかいい感じの男、父親になっていて安心しました。

オードリィって映画の仕事に恵まれて素晴らしいものを残してくれたけれども、
本当にキャリアに頓着しなかったんですね。
「ティファニーで朝食を」でさえ完成作を満足に観たこともなかったなんて。
そのへんの潔さっていうかさっぱり感なんか凄いです。
(さすがに「マイ・フェア・レディ」は違うのでしょうが・・・)

思い出したんですけど、90年代初め頃にラジオで加藤タキさんがゲストの番組で、
オードリィについて質問があった際に、
「彼女って本当に普通人なんです」って答えられたのが印象的でした。
勿論いい意味での発言なんですが、ふるまいとか価値観が一般の人々と変わりなく、
大スターにありがちな乖離性・特殊性がなく、同じ感覚で話ができ共に過ごすことができる方だった、
出会う前の勝手な憶測と全く異なり、新鮮に感じたのだということでした。
いつか僕が書いた日本人スタッフの証言
“撮影されたフィルムは100%あなた方のものです”(銀座リザのとき)
も衝撃的でしたが、
もうこうなってくると、とにかく生でお会いしたかったと切ない想いが募ります。

僕もいつかトロシュナを訪れたい、いや必ず行ってみようと思います。
Posted by まる at 2013年02月15日 23:25
まるさん!ご覧になったんですね!!(^-^

確かに今までのドキュメンタリーとは全然違う出来でしたよね!
これは単なる放送だけではもったいない出来でした。
でも、「ヴァリーエ」と「銀座リザ」を入れた段階で、販売はかなわないですよね。
せめて将来のためにも、ダビング10で放送して欲しかった…。

あれ?まるさんはトホホ人物伝でのブラック・ドレスバージョンは
ご覧になってなかったんですか?
でもそれなら、今回の放送での感激はひとしおだったでしょうね!

今回の放送は、本当に全世界のオードリーファンの垂涎のまとでしょうね!
やっとやっと日本でも放送してくれた!!
それにメイキングまで!

もうオードリーが亡くなって20年も経つので、
オードリー自身と親交があった人もお年になってますよね。
今まで生きてこれてよかった!と思えた瞬間の1つでした。

女優オードリーの時代を知っていた人はだいぶ亡くなっているでしょうし。
そんな中でも、直接オードリーを知る加藤タキさんは、貴重ですよね。
タキさん出演で、丸々1本オードリー番組を作って欲しいです。
もちろん、「ヴァリーエ」、「銀座リザ」、90年の来日時の全てを
語ってほしいと思うんです。

僕などは、オードリーをものすごい好きでも、ソースは全て調べたものだけですし、
あとは自分の推測を語るだけですよね。
なので本人が直接話したという1次資料的なことを話せる人って、凄いですよね!

オードリーが今生きていたら、きっとものすごい孫をかわいがったでしょうねー。
自分の子を怒るショーンとかに対しても、
“それ以上怒鳴ると、私が許さないわよ!”とかって言って、お孫さんをかばいそう。(^^;
でも、80歳のオードリーって想像できない!
イメージは60歳の頃で出てきました。

オードリーの“やる時は一生懸命やる、でも終わったら振り返らない。”
というのは本当にびっくりしますね。
以前何かで「パリの恋人」も試写会以降見ていない、とのことでしたけど、
「ティファニーで朝食を」もだったんですね。
「ロビンとマリアン」完成後のインタビューで、
“今は試写会で見ただけなのでなんとも言えない。もう1度見てみないと。”
なんて言ってましたが、その後見たかどうか疑わしいですね。(^^;;

確かにオードリーは最後まで驕ることなく、普通人の感覚を持ってましたよね。
「サンセット大通り」などとは全然別の人種でしたね。
それがまた愛される要因でしょうね。
同じ時間を生きてきたのに、オードリーと知り合いになれなかったのは
本当に残念でした。なまで見ることは出来ましたけど…。

トロシュナ、僕も行きたいですが、行けなかったら、
まるさん、僕の分もお祈りしてきてくださいねー。(^^
Posted by みつお at 2013年02月16日 21:51
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