2024年01月25日

2023年オードリー・ヘプバーン大賞の発表

 さて、昨年1年間に出てきたオードリー・ヘプバーン関連のもので、何が一番良かったかを決める2023年オードリー・ヘプバーン大賞を発表したいと思います。

 昨年は没後30年でしたが、それに関しては直接的なあまり大きなイベントはなかったのですが、2022年よりかは候補が多くなりました。

 ノミネートは、
●“午前十時の映画祭13”「マイ・フェア・レディ」上映
●クレヴィス社新オードリー・ヘプバーン展 “AUDREY in Cinema” 展開催
●クレヴィス社写真集「AUDREY in Cinema」
●大阪松竹座開場100周年記念「ローマの休日」上映
●4K版「ローマの休日」リバイバル上映
●「華麗なる相続人」2枚組オリジナル・サウンドトラック発売

 以上になります。

 今回は第3位からの発表です。
 それではどうぞ!

2023年オードリー・ヘプバーン大賞の発表 まず第3位は“午前十時の映画祭13”「マイ・フェア・レディ」上映に!

 クレヴィス社の“AUDREY in Cinema” 展と悩みましたが、こちらにしました。
 やはりオードリー・ファンと言うならまず映画を見てほしい!

 まあ“午前十時の映画祭”でしょっちゅう来る「ローマの休日」は飛ばしてしまっても構いませんが、他の作品はそんなに頻繁には来ないので、来た時は逃さないで欲しいです。

 今回も「マイ・フェア・レディ」の全権利元のテレビ会社CBSがテレビ用にサイズ管理している “テレビサイズ(ビスタサイズ)の中に70mmサイズ”というアスペクト比のせいで、全国のほとんどの劇場でまたもや額縁上映となってしまいましたが、アレックスシネマさんではフルサイズで上映してくださいましたね。

 「マイ・フェア・レディ」の権利元がワーナーのままだったらアスペクト比の管理もしっかりしてただろうなぁ…と思いますが、こればっかりは仕方ないですもんね。

 あと1か月ほどで次の“午前十時の映画祭14”のラインナップが出るでしょうが、今年のオードリー映画は何になるんでしょうね?
 個人的な希望は「尼僧物語」「暗くなるまで待って」「噂の二人」です。

 ただ、昨年度は観れた新潟・福井・奈良・沖縄では上映劇場が今年の14からは無くなっています。
 他に、青森・秋田・福島・群馬・徳島・高知・鳥取・山口が昨年度に引き続き上映劇場がありません。


2023年オードリー・ヘプバーン大賞の発表 第2位は4K版「ローマの休日」上映に。

 今までも2年ごとに“午前十時の映画祭”で上映されてた「ローマの休日」ですけど、今回は4K版で本格的なリバイバルとして来ましたね。

 4K処理自体はハッキリはするんでしょうが、モノクロの粒子がかなり見えてしまって、ちょっと良し悪し。

 と言っても今回は関西では全劇場で、4Kリマスターだけど劇場の仕様で2K上映、だったんですが、4Kを4Kで観れた東京とかが羨ましかったですね。

 それに映画の前後に淀川長治さんの「日曜洋画劇場」での解説をつけてあるので、それは面白い試みだなーと思いました。

 ただ、それが良かったかというと、うーーーん…。

 当時の情報では仕方ないのかもしれませんが、「ローマの休日」の出演が「ジジ」の舞台をワイラーが見て決まったとか、本当じゃないことを語っていますね。

 「ジジ」と「ローマの休日」の主演が決まったのはほぼ同時。「ローマの休日」は「素晴らしき遺産」を見たパラマウントによって推薦されたんですよね。

 なのであまり詳しくない人が見たら淀川長治さんの発言を信じちゃうかもしれませんよね。

 …あと、オードリー・ファンには淀川長治さんはあんまり受けが良くないんですよね。
 淀川長治さんはご自身の思い込みで文章を書く方なので…。

 まあでも単独での正式なリバイバルが来たことによって劇場版のパンフレットが作られるし、新しいポスターも作られたし、で総合的に判断して第2位とさせていただきました。


2023年オードリー・ヘプバーン大賞の発表 そして2023年の第1位は、年末に滑り込んできた「華麗なる相続人」2枚組サントラCDに!

 前回出た全曲版サントラCDでもう終わりかと思っていたので、レコードにはあった「ほとんど完全なる無分別」のロング・バージョンが収録されてなくてちょっとモヤってたんですが、今回で解消。

 それに今まで未収録のエンリオ・モリコーネの音源まで聞かせてくれて大満足!

 1位の決め手になったのは、2位以下が想像する期待通りだったのに比べて、この「華麗なる相続人」2CDだけは期待値を超えてきたこと!
 これが決定打になりました。

 「別荘への到着」という曲は、文字通り別荘への到着シーンで使われているのかと思ってましたが、映画を見るとどうも違う。
 実は「別荘への到着」はベン・ギャザラが博物館で働くオードリーに会いに行くシーンで使われているのもわかって、僕のオードリー知識の新しいタメになりました。

 もちろん大好きなメインタイトル(愛のテーマ)の新しいいろんなバージョンが聴けて、それだけでも大満足!

 2位以下はケチをつけようと思うとあれこれあるのですが、このCDにはありません。この点が大賞たる所以ですね。


 さて、今年はどんなオードリーのものが出て来るでしょうね?毎年楽しみです。

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