2018年10月16日
オードリーコレクション その1.販促ポスターA
まずはべるりんさんから教えていただいた、クレヴィス社のオードリー・ヘプバーン展の続きから。(既に終了のものもあります)
そごう大宮店(終了):2018年9月26日(水)~10月2日(火)
そごう徳島店:2018年10月10日(水)~10月21日(日)
玉川タカシマヤ:2018年10月16日(火)~10月29日(月)
ながの東急百貨店:2018年11月9日(金)~11月21日(水)
「午前十時の映画祭」のリクエストも21日まで続いています!
オードリー作品にたくさんの投票をお願いします!
もしかしたら今まで1度もリバイバルのなかった「尼僧物語」が劇場で見れるかもしれませんよ!
既上映作品から3本と未上映作品2本を選べますが、ここでは未上映作品でリストアップされている4本のオススメポイントを紹介!(あいうえお順)
「いつも2人で」…6つの時間軸の交錯という、映画でしか描けない話術で進む12年間の愛の軌跡。作家の村上春樹さんが“私のこの1本”ということで挙げている作品。今でもオードリーの最高傑作に挙げる人も多く、オードリー自身も気に入っていたという。オードリーの魅力を一番巧く引き出すと批評家にもコアなファンにも定評のあるスタンリー・ドーネン監督作品。サン・セバスチャン映画祭グランプリ獲得作品。
「噂の二人」…「ローマの休日」「おしゃれ泥棒」の名匠ウィリアム・ワイラー監督の珠玉の傑作。1931年にも1度同じワイラー監督で映画化されていますが、当時の倫理観で骨子がねじ曲げられたため、1961年に原作通りに再映画化。「男はつらいよ」シリーズや「武士の一分」なども監督した山田洋次監督も絶賛。お堅い“キネマ旬報”でも批評家の選ぶ1962年度の第9位に入ったほどの名作です。
「暗くなるまで待って」…公開する度に劇場で老若男女問わず悲鳴が上がるサスペンスの大傑作!初期の007の監督でもあるテレンス・ヤングの最高傑作の1つでもあります。張り巡らされた伏線が素晴らしい!オードリーの華奢さが見事に活かされ、その演技力と相まって、オードリーはアカデミー主演女優賞に5度目のノミネート。
「尼僧物語」…来年は初公開からちょうど60年に当たります。初公開時ロードショーで見た最年少くらいの12才だった方でも、今や72才。名画座でかろうじて見れた1966年頃に12才だった方も今や66才。もう劇場で「尼僧物語」を見た人はほとんど居ません。傑作なのに地味だから埋もれてきた名作!アメリカでは初公開当時、その年のベスト10に入ったほどの大ヒット!オードリーは監督のフレッド・ジンネマンを生涯敬愛していました。
さて、今日はMKさんに教えていただいた株式会社LASH DOLL JAPAN さんのアイコスメ、“オードリーコレクション”からの販促ポスターの紹介。
MKさんに教えていただいたので、紹介させていただきたいと直接連絡を取ったところ、ご親切にこの販促ポスターやカタログ、それに商品そのものも一部送ってくださいましたので、少しずつ紹介していこうと思います。
まだ色々と質問させていただいてるところなので、知りたい&お伝えしたいことはあるのですが、それは次回以降ということで。
公式サイトはこちらとこちら。
販促ポスターは2種類送っていただきましたが、こちらはオードリーを前面に押し出した方。
サイズは420mm ☓ 594mmのA2サイズになります。劇場用ポスターのB2よりは一回り小さいサイズ。
まずは株式会社LASH DOLL JAPAN さんがこの写真を使うことになった経緯ですが、オードリーの画像の権利を日本で持っている東北新社さんから直接借りられた画像がこれだったそうです。
例えば「ティファニーで朝食を」の有名な画像とかだと、さらにパラマウントにも権利金が発生するそうです。
この画像、オードリーの長男のショーン・ヘプバーン・ファーラーの「母、オードリーのこと」という伝記の日本版p52に載っています。
p52用のキャプションはp54に書いてあって「パリの恋人」でのオードリーとされていますが、100%違います。
この当時ショーンは、母オードリーはともかく女優オードリーのことはほとんど知らないみたいで、キャプションにも間違いが多いのですがこれもその1つ。
「パリの恋人」と何が違うかって、眉毛が全然違うんですよね。「パリの恋人」の前後は眉頭から目の目尻の上あたりまでは太さが一緒の直線。そこから急激に眉尻に向かって三角に細くするんですけど、この眉は眉頭が真ん丸で、眉尻の方はずっと細いまま。
まあアイメイク自体も「パリの恋人」とは違うんですが、その辺はうまく説明できないので…。
じゃあこの写真はいつ頃かと言うと、たぶん舞台「ジジ」〜映画「ローマの休日」撮影中辺り(1951年〜52年)。「ローマの休日」撮影後の宣伝写真ではまた眉毛が変わるので、「ローマの休日」撮影中までの眉毛。
「ローマの休日」でも(宣伝写真ではなく)映画ではこんな眉毛してます。
まあ髪型から「ジジ」寄りだと思います。“ジジ眉”。
ただ、メイクは割とハッキリしたアメリカのメイクになってるので、「ジジ」を演じてる時のパラマウント映画の新人売り込み用宣伝写真、といったところかなぁと思います。
オードリーが後に宣伝写真では決して撮らせなくなる顔の右側からの写真、というのも初期を感じます。
もう一枚オードリー・コレクションで使われている画像もショーンがかつて撮影年を間違っていた画像なんですが、そちらはまた次に…。
ポスターはPP加工という表面をツルツルにする方法が採られており、水にも強くなっています。また真ん中あたりの“AUDREY Collection” の文字は金の箔押しで刷られていて高級感もあり、お金もかかってますね〜。
過去の “オードリーを使った宣伝” の記事
「エクスラン・ヴァリーエ」
「銀座リザ」
「プリンセス・クルーズ(こちらとこちら)」
「三井住友銀行(こちらとこちら)」
「大丸(こちらとこちら)」
「エニシル」
「JALPAK」
「白金タワー」
「PASONA」
「長銀」
「NICOSカード」
「LONGINES(ロンジン)」
「ヤマハ 」
「株式会社かれん」
「英国のギャラクシー」
そごう大宮店(終了):2018年9月26日(水)~10月2日(火)
そごう徳島店:2018年10月10日(水)~10月21日(日)
玉川タカシマヤ:2018年10月16日(火)~10月29日(月)
ながの東急百貨店:2018年11月9日(金)~11月21日(水)
「午前十時の映画祭」のリクエストも21日まで続いています!
オードリー作品にたくさんの投票をお願いします!
もしかしたら今まで1度もリバイバルのなかった「尼僧物語」が劇場で見れるかもしれませんよ!
既上映作品から3本と未上映作品2本を選べますが、ここでは未上映作品でリストアップされている4本のオススメポイントを紹介!(あいうえお順)
「いつも2人で」…6つの時間軸の交錯という、映画でしか描けない話術で進む12年間の愛の軌跡。作家の村上春樹さんが“私のこの1本”ということで挙げている作品。今でもオードリーの最高傑作に挙げる人も多く、オードリー自身も気に入っていたという。オードリーの魅力を一番巧く引き出すと批評家にもコアなファンにも定評のあるスタンリー・ドーネン監督作品。サン・セバスチャン映画祭グランプリ獲得作品。
「噂の二人」…「ローマの休日」「おしゃれ泥棒」の名匠ウィリアム・ワイラー監督の珠玉の傑作。1931年にも1度同じワイラー監督で映画化されていますが、当時の倫理観で骨子がねじ曲げられたため、1961年に原作通りに再映画化。「男はつらいよ」シリーズや「武士の一分」なども監督した山田洋次監督も絶賛。お堅い“キネマ旬報”でも批評家の選ぶ1962年度の第9位に入ったほどの名作です。
「暗くなるまで待って」…公開する度に劇場で老若男女問わず悲鳴が上がるサスペンスの大傑作!初期の007の監督でもあるテレンス・ヤングの最高傑作の1つでもあります。張り巡らされた伏線が素晴らしい!オードリーの華奢さが見事に活かされ、その演技力と相まって、オードリーはアカデミー主演女優賞に5度目のノミネート。
「尼僧物語」…来年は初公開からちょうど60年に当たります。初公開時ロードショーで見た最年少くらいの12才だった方でも、今や72才。名画座でかろうじて見れた1966年頃に12才だった方も今や66才。もう劇場で「尼僧物語」を見た人はほとんど居ません。傑作なのに地味だから埋もれてきた名作!アメリカでは初公開当時、その年のベスト10に入ったほどの大ヒット!オードリーは監督のフレッド・ジンネマンを生涯敬愛していました。
さて、今日はMKさんに教えていただいた株式会社LASH DOLL JAPAN さんのアイコスメ、“オードリーコレクション”からの販促ポスターの紹介。
MKさんに教えていただいたので、紹介させていただきたいと直接連絡を取ったところ、ご親切にこの販促ポスターやカタログ、それに商品そのものも一部送ってくださいましたので、少しずつ紹介していこうと思います。
まだ色々と質問させていただいてるところなので、知りたい&お伝えしたいことはあるのですが、それは次回以降ということで。
公式サイトはこちらとこちら。
販促ポスターは2種類送っていただきましたが、こちらはオードリーを前面に押し出した方。
サイズは420mm ☓ 594mmのA2サイズになります。劇場用ポスターのB2よりは一回り小さいサイズ。
まずは株式会社LASH DOLL JAPAN さんがこの写真を使うことになった経緯ですが、オードリーの画像の権利を日本で持っている東北新社さんから直接借りられた画像がこれだったそうです。
例えば「ティファニーで朝食を」の有名な画像とかだと、さらにパラマウントにも権利金が発生するそうです。
この画像、オードリーの長男のショーン・ヘプバーン・ファーラーの「母、オードリーのこと」という伝記の日本版p52に載っています。
p52用のキャプションはp54に書いてあって「パリの恋人」でのオードリーとされていますが、100%違います。
この当時ショーンは、母オードリーはともかく女優オードリーのことはほとんど知らないみたいで、キャプションにも間違いが多いのですがこれもその1つ。
「パリの恋人」と何が違うかって、眉毛が全然違うんですよね。「パリの恋人」の前後は眉頭から目の目尻の上あたりまでは太さが一緒の直線。そこから急激に眉尻に向かって三角に細くするんですけど、この眉は眉頭が真ん丸で、眉尻の方はずっと細いまま。
まあアイメイク自体も「パリの恋人」とは違うんですが、その辺はうまく説明できないので…。
じゃあこの写真はいつ頃かと言うと、たぶん舞台「ジジ」〜映画「ローマの休日」撮影中辺り(1951年〜52年)。「ローマの休日」撮影後の宣伝写真ではまた眉毛が変わるので、「ローマの休日」撮影中までの眉毛。
「ローマの休日」でも(宣伝写真ではなく)映画ではこんな眉毛してます。
まあ髪型から「ジジ」寄りだと思います。“ジジ眉”。
ただ、メイクは割とハッキリしたアメリカのメイクになってるので、「ジジ」を演じてる時のパラマウント映画の新人売り込み用宣伝写真、といったところかなぁと思います。
オードリーが後に宣伝写真では決して撮らせなくなる顔の右側からの写真、というのも初期を感じます。
もう一枚オードリー・コレクションで使われている画像もショーンがかつて撮影年を間違っていた画像なんですが、そちらはまた次に…。
ポスターはPP加工という表面をツルツルにする方法が採られており、水にも強くなっています。また真ん中あたりの“AUDREY Collection” の文字は金の箔押しで刷られていて高級感もあり、お金もかかってますね〜。
過去の “オードリーを使った宣伝” の記事
「エクスラン・ヴァリーエ」
「銀座リザ」
「プリンセス・クルーズ(こちらとこちら)」
「三井住友銀行(こちらとこちら)」
「大丸(こちらとこちら)」
「エニシル」
「JALPAK」
「白金タワー」
「PASONA」
「長銀」
「NICOSカード」
「LONGINES(ロンジン)」
「ヤマハ 」
「株式会社かれん」
「英国のギャラクシー」
Posted by みつお at 18:00│Comments(0)
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